ハムスター埋葬方法【プランターや庭に土葬・火葬】ペット供養の仕方
ペットのハムスターが亡くなってしまった場合、埋葬するにはいくつかの方法があります。それぞれに特徴や注意点がありますので、ご遺族の気持ちや費用面、住宅事情なども踏まえて方法を選ぶ必要があるでしょう。
このコラムでは、自宅の庭などにペットのハムスターを埋葬する場合の注意点や、いろいろな埋葬の方法、その後の供養方法などについて解説します。最善の埋葬方法を選択して、大切なペットを気持ちよく送り出してあげましょう。
ハムスターを埋葬する前に……安置してお別れを告げましょう
大切にかわいがっていたハムスターが亡くなったとしたら、すぐには気持ちの整理がつかないことでしょう。人間が亡くなった場合には、お通夜や告別式を経て、亡くなった翌々日に火葬されるのが一般的です。ペットが亡くなった場合もすぐに埋葬するのではなく、1日程度ご遺体を安置して最期の時間をともに過ごすのがよいでしょう。
冬眠している可能性も
ひとつ注意しなければならないのは、ハムスターは冬眠することもあるということです。普通人間に飼われているハムスターは冬眠をしないことが多いのですが、気温の急激な低下などの原因で、体力を温存するために冬眠をすることがあります。冬眠しているのかを判断するには、以下のポイントをチェックしてみましょう。
【冬眠しているハムスターの特徴】
- ・目や口が閉じている
- ・胸がかすかに動いている
- ・体に厚みや弾力がある
亡くなっているのか冬眠しているのかは、判断が難しいところもあります。冬眠は自然な現象ではありますが、そのまま衰弱して死に至ることもあるので、念のために獣医を受診して状況を確認することをおすすめします。
ハムスターの安置で準備するもの
病院で残念ながら亡くなっていると診断されたら、そのご遺体を安置してあげましょう。亡くなったハムスターの体は、放っておくと腐敗が進んでしまいます。ハムスターを埋葬するまでの間、腐敗を防いでご遺体をきれいな状態で保管し、最期のお別れを待つのです。ご遺体を安置するには、まず以下のものを準備しましょう。
- ・ご遺体が入るサイズの箱
- ・タオル
- ・ガーゼやティッシュ
- ・保冷剤やドライアイス
- ・ビニール手袋
ハムスターの安置方法
準備ができたら、まず濡らしたタオルでご遺体の体を拭き清めてあげましょう。口などから体液が出てくることがありますので、拭ってあげます。ご遺体からは菌が発生していることもありますので、念のためビニール手袋などを着用しましょう。
箱にティッシュなどを敷き詰めて、ご遺体を寝かせ、その周りに保冷剤などを置きます。ご遺体に結露がつくと腐敗を早めてしまうので、保冷剤はガーゼなどでくるんでおきます。腐敗しやすい頭やお腹部分に置くとよいでしょう。また、ドライアイスを使用する場合は手やご遺体に直に触れると凍傷になることがありますので、注意が必要です。
風通しがよく涼しい場所に置き、もしあればお線香などを焚いてあげるとよいでしょう。タッパーなどに入れて冷蔵庫に保管することも可能ですが、ご遺体からは時間が経つと菌が発生しますので、食品と一緒に保管するのはあまりおすすめしません。
安置ができたら……
保冷していてもご遺体の腐敗は進んでいきます。気持ちの整理がついたら、早めにご遺体を葬ってあげましょう。ペットのご遺体を葬るには、土葬や火葬といった方法があります。
土葬はご遺体を地中に埋める方法です。火葬はご遺体を焼却する方法で、ご遺骨を手元に残すことができるので、いつまでもそばに置いておくことができます。土葬や火葬の方法については、次の章で詳しく説明します。
弊社ではハムスターをはじめとしたペットの火葬を受けつけています。ハムスターをどう埋葬してあげたらいいのかわからないという場合は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
自宅で埋葬する方法|庭がない・マンションなど賃貸ならプランター
火葬も含めて、ご遺体を葬ること全般を埋葬と表現することもありますが、埋葬とは本来、ご遺体をそのまま土に埋める土葬と同じ意味の言葉です。混乱を避けるためにこのコラムではこれ以降、「埋葬=ご遺体をそのまま土に埋めること」として統一します。
ハムスターなどの小動物の場合、まずは埋葬を考えることが多いでしょう。ここでは、ハムスターを埋葬する方法について解説します。ペットのご遺体を土に埋める場合、住宅事情にも注意する必要があります。
動物は自分で埋葬してもよい?
基本的に火葬していない人間のご遺体を埋葬することはできませんが、動物の場合はそういった規定がありません。そのため、自分の所有する土地であれば、ペットを埋葬することは可能です。
ただし、他人の土地や公園など公共の場所にペットのご遺体を埋めるのは、違法行為になってしまうので注意しましょう。ペットのご遺体は法律上では、一般廃棄物に分類されます。嫌な言い方ですが、つまりは通常の可燃ゴミと同じ扱いです。そのためペットのご遺体を自分の所有でない場所に埋めるのは、不法投棄にあたるのです。
また、たとえ自分の土地であっても適切な方法で埋葬しなければ、近隣とのトラブルに発展することもありえます。周辺住民の感情や環境にも十分に配慮し、適切な場所と方法を選ぶ必要があるのです。
埋葬方法1:自宅の庭に埋葬
トラブルを避けるために、自宅の庭にハムスターを埋葬する正しい方法を知っておきましょう。まず穴を掘るスコップや、ご遺体をくるむタオルなどの布を用意します。布は綿などの土に還る素材である必要があります。
【ハムスターを庭に埋葬する手順】
- (1)1m程度の深さの穴を掘ります。
- (2)ご遺体をタオルなどで包んで穴に入れましょう。
- (3)遺体に土をかぶせて埋めます。土を山高く盛っておいたり、墓石を置いたりしておくと、埋葬した場所がわかりやすくなります。
埋葬方法2:プランターに埋葬
植物を育てる鉢の土にご遺体を埋葬するプランター葬は、お庭がないマンションなどでもベランダに置いておくことができるので人気です。ご遺体を養分として新たな生命が育ち、ペットの生まれ変わりのようにかわいがることができます。
ご遺体のスペースを確保する必要がありますので、プランターは深めのものを選びましょう。プラスチック製よりも陶器製のもののほうが、長持ちします。プランターに入れる土は腐葉土など、植物の栽培に適したものがよいでしょう。
- (1)プランターの底にネットや底石を敷き、10cmほど土を入れます。
- (2)ガーゼなどを敷いてその上にご遺体を寝かせます。
- (3)ご遺体の上にまたガーゼなどをかぶせ、土を10cmほどかけましょう。
- (4)土の上にネットを敷き、残りの土を入れて植物を植えます。ネットを敷いてご遺体と植物のスペースを区切ることで、植物の植え替えがしやすくなります。
埋葬方法3:ペット葬儀業者による埋葬
ペット葬儀業者では、一般的に火葬をおこないます。火葬の方法によっては、火葬したご遺骨を手元に残すことができるのがメリットです。ペット葬儀業者にハムスターの火葬を依頼した場合の費用はおよそ1万円~2万円程度で、火葬方法によって変動します。火葬の方法については、後の章で詳しく解説します。
自分で埋葬する際に心配なこと
庭にハムスターを埋葬する場合、動物などに掘り返されないよう十分に深く穴を掘るようにしましょう。また、土地を手放した場合には、次の住人が建築工事やガーデニングなどで地面を掘り返すこともありえます。ご遺体が完全に土に還るには数十年の年月がかかることもあるので、土地を手放す予定があるのなら、庭への埋葬はしないほうがよいでしょう。
プランター葬の場合はご遺体を覆っている土が浅いため、虫や臭いが発生することもあるので注意が必要です。衛生的なことを考えるなら、火葬したご遺骨をプランターに埋めるという方法もあります。
自分で埋葬する方法は手軽ではありますが、後々のことを考えると火葬をしたほうがトラブルにはなりにくいかもしれません。弊社ではペットの火葬に関する相談を24時間無料で受けつけています。訪問火葬をおこなっている業者を無料でご紹介しますので、ハムスターの火葬を検討するなら、ぜひ弊社にご相談ください。
業者によるハムスターの火葬方法と供養について
ハムスターを火葬する場合、その方法にはいくつかの種類があります。業者にペット火葬を依頼する場合、火葬の内容をよく確認しておかないと、費用やご遺骨の扱いなどについて業者とトラブルになることもあります。おもな火葬の方法と、その後の供養の方法を知っておきましょう。
合同火葬
ペット葬儀業者や自治体にご遺体を引き取ってもらい、ほかのペットと一緒に火葬してもらうのが合同火葬となります。自治体に頼むと民間業者に比べて費用が安く、業者に頼む場合でもほかの方法よりも費用が安い方法です。ハムスターを合同火葬する費用は、自治体では1千円~1万円程度と地域によってまちまちで、業者では1万円前後が相場となります。
合同火葬の場合、火葬したご遺骨は返却してもらえません。また、自治体によっては廃棄物としてゴミと一緒に焼却され、埋葬はされない場合もあります。
個別火葬
亡くなったペットを単体で火葬する方法です。ほかのペットと混ざることはありませんので、ご遺骨を引き取ることができます。個別火葬には、一任個別火葬、立会個別火葬、訪問火葬といった種類があります。
一任個別火葬は業者にご遺体を預け、火葬の後そのまま埋葬までしてもらうか、ご遺骨を返却してもらう方法です。立会個別火葬はご遺族が立ち会って葬儀をおこない、骨拾いをしてご遺骨を引き取ります。業者に自宅まで来てもらって、火葬炉を積んだ車で火葬をおこなうのが訪問火葬です。ハムスターの場合の費用相場は以下のようになっています。
- ・一任個別火葬 1万5千円~1万9千円程度
- ・立会個別火葬 1万7千円~2万円程度
- ・訪問火葬 1万2千円~1万6千円程度
返骨後の供養方法
供養の方法にもいくつか種類があります。どの供養方法を選ぶかによって火葬の方法も変わってきますので、どの方法を選ぶかあらかじめ業者と話し合っておくのがよいでしょう。
1.霊園や納骨堂に収骨
ペット供養をおこなっている霊園やお寺の納骨堂に収骨し、供養してもらいます。定期的に法要などをおこなってくれるところもあるのでしっかりと供養してあげることができるでしょう。葬儀の費用とは別に納骨料などがかかる場合があります。
2.自宅で供養
ご遺骨を骨壺に入れ、自宅で保管する方法です。ペット用の仏壇などに安置するとよいでしょう。環境によってはご遺骨にカビなど発生することがありますので、骨壺のふたをしっかりと閉め、乾燥剤を入れるなど管理には注意が必要です。
3.加工して身に着ける
ご遺骨をペンダントなどに加工することもできます。いつも身に着けておけば、亡くなったハムスターも寂しくならないでしょう。
4.自宅の庭やプランターに埋骨
ご遺骨を庭に埋めたり、プランター葬にしたりすることも可能です。ご遺骨の場合も埋葬のときと同様に、他人の土地や公園など公共の場所に埋めることはできませんので注意しましょう。
5.散骨
ご遺骨を細かく砕き、海などにまく方法です。こちらもやはり散骨をする場所に注意が必要です。多くの人が出入りする海水浴場や、漁業がおこなわれている海域では散骨をすることはできません。自治体によっては許可が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
火葬を手配する際には
ハムスターの埋葬や供養にはいろいろな方法があります。ご遺族が納得のいく最善の方法を見つけることが大切です。業者がおこなうペット火葬にもいくつかの種類があり、どれを選んだらよいのかわからないこともあるでしょう。
弊社では24時間無料の電話相談でペット火葬に関するご質問にお答えしています。依頼するかどうかわからないという場合でも、ペット火葬について疑問点があれば、ぜひ弊社にご相談ください。
犬火葬の料金はいくら?ペット葬儀業者の相場や火葬方法をご紹介
愛犬が亡くなるのはとても悲しいことです。大切な愛犬をしっかり弔ってあげるためにも、ペット葬儀業者に依頼して火葬をしてあげましょう。弊社では、安心して犬火葬を任せられるペット業者をご紹介しています。「はじめて犬火葬をする」「犬火葬で失敗したくない」という場合は弊社にご相談ください。
このコラムでは、犬の火葬方法やペット葬儀業者の費用相場についてご紹介していきます。方法や費用などを把握したうえで、弊社までお電話ください。
犬火葬はどこでおこなえるのか?
犬をはじめとしたペットの火葬は、大きくわけると「市の火葬」と「ペット葬儀業者の火葬」の2種類があります。それぞれメリットデメリットがあるため、ご自身の要望に合わせて火葬先を選びましょう。
・市の火葬
市によって異なりますが、市の火葬施設で犬や猫などのペットを火葬できるケースがあります。ペット葬儀業者と比べるとかなり安価で犬火葬をおこなうことができるため、火葬費用をできるだけ抑えたいという方におすすめです。
安さが魅力的な一方で、火葬方法を選べなかったり、立ち会いがおこなえなかったりなどのデメリットがあります。また、市によってはゴミと一緒にペットの遺体を焼却するというケースもあるため、しっかりと弔ってあげたいという方は注意が必要です。
・ペット葬儀業者の火葬
葬儀業者の場合は市の火葬に比べると費用は高くなりやすいですが、自分で火葬方法を選べたり、立ち会いや骨拾いをおこなえたりします。そのため、しっかりと愛犬の火葬をおこないたいという方におすすめです。
また、プラン内容や火葬方法にもよりますが、火葬後にでた遺骨を受け取って自分で供養したり、ペット霊園や納骨堂などで供養してもらったりすることも可能です。
自分で愛犬の土葬をおこなっても大丈夫?
愛犬が亡くなった際に、自分の家の庭やよく遊んだ公園などに埋葬してあげたいと考える方もいるかもしれません。しかし、ペットの遺体を自分で土葬する際は注意点があります。
ペットの飼い主としては納得のいきづらい話ではありますが、法律上ペットの遺体は廃棄物として扱われます。そのため、他人の敷地や公園などの私有地以外の場所にペットの遺体を埋めると、「廃棄物の不法投棄」として罰金刑または懲役刑が科されてしまいます。
また、私有地でペットを埋める場合は穴を最低1メートルは掘るようにしましょう。埋葬する穴が浅すぎると、地上に腐臭が漏れだしたり、害虫が発生したりなどのトラブルに発展するおそれがあります。
しかし、埋葬のためとはいえど、1メートルもの穴を掘るのはかなりの重労働です。「自分で愛犬を埋葬したいが、深い穴を掘るのはきびしい」という方は、遺体を火葬し残った遺骨を埋葬するのもひとつの手です。遺骨であれば土に埋めても腐臭はしないため、あまり深い穴を掘る必要はなく、遺体をそのまま埋葬するのに比べてお手軽に済みます。
犬火葬の費用相場について
愛犬の葬儀で失敗したくないという場合は、可能な限りペット葬儀業者に火葬を依頼することをおすすめします。しかし、ペット葬儀業者を利用するとなると費用の面が気になってくるのではないでしょうか。
ここでは犬火葬の費用相場についてご紹介していくので、愛犬の火葬方法やペット葬儀業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
犬火葬の費用が変動する要因
犬火葬の費用相場はおもに「火葬方法」と「犬のサイズ」のふたつの要因によって変動します。
【火葬方法】
犬の火葬方法には大きくわけると「合同火葬」「個別火葬」「訪問火葬」の3種類にわけられます。それぞれの火葬方法の特徴は次のとおりです。
・合同火葬
火葬炉で、ほかのペットの遺体と一緒に火葬する方法です。ほかの火葬方法に比べて安価におこなえるのが強みといえます。「しっかりと弔ってあげたいけど、火葬費用はなるべく抑えたい」「寂しい思いをさせたくないから、ほかのペットたちと一緒に火葬してあげたい」という方はこの方法を選ぶことが多いです。
合同火葬は特定の時間ごとにいっせいにペットの遺体を火葬する関係上、火葬日時の予約にはある程度の制限があります。また、火葬後は遺骨が混ざり合ってしまうため、基本的に返骨はおこなわれません。
犬火葬のあとに遺骨を受け取りたいという方は注意しましょう。合同火葬で立ち合いをおこなえるかどうかはプラン内容によって異なるため、必ず確認を取ってください。
・個別火葬
合同火葬に比べると料金は割高になりますが、ペットを1匹1匹個別で火葬してもらえる方法です。個別での火葬なので、火葬の日程を比較的自由に決めることが可能です。
また、プラン内容によっては立ち合いや骨拾いをおこなえたり、遺骨を受け取れたりするため、しっかりと弔ってあげたいという方におすすめです。
・訪問火葬(出張火葬)
ペット葬儀業者が自宅までペットの遺体を引取りに来て、「移動火葬車」で遺体の火葬をおこなう方法です。斎場(火葬場)まで出向く必要がないため「ペットを火葬してあげたいけど、火葬の時間を確保するのが難しい」という方におすすめです。
また、ペットを亡くした直後は悲しみのあまり、動く気力すら湧かないというケースもあります。そのような場合でも、訪問火葬であれば斉場にいかずに火葬をおこなうことができます。
訪問火葬は「個別火葬形式」のものが多いですが、業者によっては「合同火葬形式(お引取り)」を取り扱っていることもあり、どちらを選ぶかによって料金が異なります。
【犬のサイズ】
犬の「大きさ」または「体重」が増えるほど、それに比例して火葬費用が上がります。業者によっても異なりますが、犬の体重は次のように区分されていることが多いです。
小型犬 |
(ミニチュア・ダックスフンド、ポメラニアン、チワワなど) |
5kg未満 |
中型犬 |
(コーギー、柴犬、ブルドッグ、ビーグルなど) |
5~25kg未満 |
大型犬 |
(ゴールデンレトリバー、ダルメシアン、ボーダー・コリーなど) |
25kg以上 |
犬の火葬費用
「火葬方法」と「犬の大きさ」ごとの、おおまかな火葬費用の目安は次のとおりです。
【合同火葬】
・小型犬 約5,000円~15,000円
・中型犬 約15,000円~30,000円
・大型犬 約30,000円~
【個別火葬】
・小型犬 約20,000円~25,000円
・中型犬 約30,000円~35,000円
・大型犬 約40,000円~
【訪問火葬(個別)】
・小型犬 約20,000円~25,000円
・中型犬 約25,000円~40,000円
・大型犬 約40,000円~
愛犬の遺体を安置する方法
個体差がありますが、ペットの遺体はだいたい死後2時間前後で硬直しはじめます。この現象を「死後硬直」といいます。
身体や足が伸びた状態で死後硬直が発生すると、遺体を棺に納めるのが難しくなります。その状態で無理に納棺しようとすると、遺体を傷つけてしまいかねません。大切な愛犬の遺体を傷つけないためにも、死後硬直が始まる前までに遺体を安置してあげましょう。
犬の遺体の安置方法は、次のとおりです。
【愛犬の遺体の安置手順】
1.身に着けている首輪などを取り外す。
2.タオルなどを軽く水で濡らし、身体を拭く。
遺体を強く拭いて傷つけてしまわないように注意しましょう。
3.ペット用の棺を用意し、中にタオルなどを敷く。
棺は、ダンボールや木箱などでも代用可能です。遺体から体液が染み出すケースがあるため、棺の底にペットシーツやビニールシートなどを敷いておくことをおすすめします。
4.遺体を棺に納める。
遺体を傷つけてしまわないように注意しながら納棺しましょう。棺のスペースが狭い場合は、足を折りたたんで丸まって寝ているような姿勢に整え、無理なく納棺できるようにしてあげてください。
5.口や目が開いている状態が気になるという方は、閉じてあげる。
口は死後硬直が始まるまで布などをまいておくと比較的容易に閉じることができます。
犬のまぶたは人間のものと構造か異なり、なかなか閉じてくれないことが多いです。まぶたを手で下げ、その状態を数分~十分前後は維持しましょう。
6.棺の中に保冷剤またはドライアイスをいれる。
保冷剤やドライアイスが遺体に直接触れると傷んでしまうおそれがあるため、タオルやビニールなどでくるんでから棺にいれてあげてください。
7.犬火葬をおこなう日まで遺体を冷暗所に保管する。
犬火葬に決まり事はある?愛犬の火葬後にやること
人間の葬儀の場合は服装や作法などが厳格に定められており、それらを守れていないとマナー違反になってしまいます。一方で、犬火葬には人間の葬儀ほどの厳格なルールがありません。
そのため、喪服を着て数珠や犬の写真を持って葬儀に来る方もいれば、私服でペットフードや犬のオモチャを持って来るという方もいます。また、斎場のルールによっても異なりますが、中にはほかのペットを連れて亡くなった愛犬を一緒にお見送りするというケースもあります。
このように、犬火葬は人間の火葬に比べてある程度自由が利きます。しかし、斎場は自分以外のペットの飼い主も利用する場です。
そのため、ほかの飼い主のことも考え、派手な服装はなるべく避けることをおすすめします。また、同伴のペットが鳴いて斎場がうるさくなってしまわないように配慮しましょう。
愛犬の死後にやらなければならないこと
飼っていた犬が亡くなった場合は「死亡届の提出」と「ペット保険の解約」をおこなう必要があります。
【死亡届の提出】
犬の火葬自体には厳格なルールがありませんが、犬の死に関しては法律で定められているルールがあります。それが「死亡届の提出」です。
生後91日以上経過している犬の場合は、死後30日以内に役場に死亡届を出す義務があります。もしも、死亡届を提出せずに31日以上経過した場合は「狂犬病予防法」に違反したことになり、罰金刑が科せられるおそれがあります。
犬の死亡届は、役場の窓口でもらうことができます。また、役場によってはホームページから電子申請をおこなえるケースもあるため確認してみましょう。
【ペット保険の解約】
ペットの保険に加入していた場合は、解約手続きをおこなう必要があります。解約方法は保険会社によって異なるので、電話などで確認を取ってください。保険解約の際は「ペットが亡くなったことを証明する書類」の提出を求められる場合があるので、死亡届のコピーを取っておくようにしましょう。
火葬後の遺骨はどうすればよい?
ペット葬儀業者に依頼して犬火葬をおこなった場合、プラン内容によっては遺骨を返却されるケースがあります。しかし、人によっては「ペットの遺骨はどうすればいいのか」と戸惑ってしまうかもしれません。そこで、ここでは火葬後の遺骨の供養方法についてご紹介していきます。
・自宅供養
遺骨を引き取って、自宅に持ち帰って供養する方法です。大きくわけると「遺骨を骨壷にいれた状態で、手元で供養するパターン」と「庭に埋葬するパターン」の2種類があります。
手元で供養する場合は、遺骨にカビが生えてしまわないように骨壷内に乾燥剤をいれるなどして湿気対策を取ることをおすすめします。庭に埋める場合は、しっかりと土へ還るように骨壷などから遺骨を出した状態で、埋葬をおこないましょう。
・ペット霊園/納骨堂に納める
ペット霊園や納骨堂などで、有料で遺骨を供養してもらう方法です。ペット霊園や納骨堂の利用料金は、施設規模やサービス内容によって大きく異なるため必ず確認を取りましょう。
業者によっては、葬儀後に遺骨を提携しているペット霊園や納骨堂へ直接納めて供養するプランもあります。
・散骨
ペットの遺骨を粉状に砕いて、山や海などにまく供養方法です。遺骨を粉状にする作業のことを「粉骨」といいます。ペット葬儀業者によっては、粉骨を代行するサービスを提供している場合もあるため「自分で愛犬の遺骨を砕くのはつらい」という方は利用してみてはいかがでしょうか。
粉骨は2019年の時点では法律上の規制がなく、節度を守ってさえいれば自由におこなうことができます。しかし、自治体によっては独自に散骨を規制しているケースがあるため、必ず確認を取るようにしましょう。また、規制がない場合であってもトラブルを避けるために、なるべく土地の所有者に許可を取ることをおすすめします。
・遺骨アクセサリーにする
遺骨アクセサリーとは、粉骨した遺骨をいれるための空洞が内部にあるアクセサリーです。外見上は普通のアクセサリーと変わらないため、日常的に身に着けられ、気兼ねなく愛犬の形見を自分のすぐそばに置いて供養することができます。
まとめ
犬火葬の費用は、どの火葬方法を選ぶかによって大きく変動します。「火葬費用を抑えたい」「遺骨を受け取りたい」「遺体を引取りに来て欲しい」などの、自分の要望に合わせて火葬方法を選ぶようにしましょう。
弊社がご紹介しているペット葬儀業者は、個別/合同(お引取り)火葬形式の「訪問火葬」をおこなっております。個別火葬形式では、立ち会いありのプランとなしのプランの両方をご用意しているので、お客様のご要望に合わせてお選びいただけます。
火葬の流れや料金、その他疑問点などがある場合は無料の相談窓口までお電話ください。
【ペットが亡くなったらすべきこと】安置方法や火葬の流れについて
大切なペットが亡くなったら、悲しみのあまりなにをしたらよいのかわからなくなってしまう方もいるでしょう。まずは、ペットが安らかに眠ることができるように安置してあげることが大切です。
その後は自宅で安置させられる期間が限られているため、早めに葬儀場に連絡をして火葬日を決めなくてはなりません。ペットとのお別れの時間を大切にするためにも、できることから順におこなっていきましょう。
そこでこの記事では、なにをしたらよいかわからない方のために、はじめにおこなうべきペットの安置方法と葬儀の流れについて紹介していきます。また、火葬後の供養方法についてもお伝えしますので、ご自身に合った供養をおこなってみてください。
ペットが亡くなったらすべきこと
家族と同じように過ごしてきたペットが亡くなったら、どうしてあげたらよいのかわからないという方もいるかもしれません。ペットが亡くなった悲しみもありますが、飼い主がまずやるべきことは、ペットの安置です。
亡くなったペットをきちんと安置してあげることで、たくさんの思い出をくれたペットへの感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。また、亡くなったペットも安らかに眠ることができるはずです。この章ではペットの安置方法について紹介します。
1.遺体を清拭する
ペットが亡くなったら、まず体をきれいにしてあげることからはじめましょう。ご遺体をペットシートの上に置き、死後硬直がはじまる前に前足と後ろ足を軽く折り曲げてあげてください。口や目が開いているようであれば、閉じるようにします。
次に、ブラシなどを使って毛並みを整えてあげましょう。その後は、お湯で湿らせた布やガーゼなどで軽く体を拭いてあげます。体に体液や血がついてしまっている場合は、きれいに拭き取るようにしてください。
また、時間が経つと耳や鼻、口などから体液が漏れ出してしまうことがあります。その際は脱脂綿などを小さくちぎって詰めてあげるとよいでしょう。自分で処置するのが難しいと感じる場合は、動物病院などに相談することをおすすめします。
2.遺体を涼しい場所で安置する
体をきれいにしてあげた後は、ペットが入る大きさの段ボールにペットシート、タオルや毛布の順で入れて寝かせる準備をします。柔らかい毛布やタオルの上に置いてあげることで、ペットも心地よく眠ることができるでしょう。
亡くなったペットは暖かい部屋などに置いておくと、どうしても腐敗が進んでしまいます。できる限り涼しく、直射日光が当たらない場所に安置してあげてください。夏の暑い時期であれば1~2日、冬の寒い時期であれば2~3日ほど安置しておくことができます。
それでも心配な方は、ペットと一緒に保冷剤やドライアイスを入れてあげるとよいでしょう。保冷剤やドライアイスを入れる際はタオルなどに包んで、頭やお腹の部分に置いてあげてください。
直接ドライアイスなどがご遺体に触れてしまうと、かえってご遺体に負担をかけてしまうので注意しましょう。ドライアイスを使えば夏で約4~7日、冬で7~10日ほどご自宅で安置していただくことができるようです。ただし、2日に1回はドライアイスを交換するようにしましょう。
3.葬儀先に連絡をする
ペットの安置が終わったら、ペット葬儀をする場所や日にちを決めなくてはなりません。安置できる期間には限りがあるので、当日か次の日には決めて依頼しておくとよいでしょう。ペット葬儀がおこなえる場所としては、葬儀会社や霊園などがあげられます。
また、火葬の種類にも合同火葬、個別一任火葬、個別立会火葬などといったさまざまな種類があります。それぞれ費用や方法が異なるので、事前によく調べておくことが大切です。
どういった場所で葬儀をしてあげたいか、葬儀の方法はどのような形式がよいかなど家族できちんと話し合った上で葬儀依頼をおこないましょう。弊社のコールセンターは無料で相談できるようになっていますので、気軽にご利用ください。
犬が亡くなったら届け出を提出!猫は不要
ペットとして飼っていた犬が亡くなった場合、自治体への届け出が必要となります。なぜなら、犬は狂犬病の感染の危険性があるからです。ペットが狂犬病になれば飼い主まで危険にさらされてしまうおそれがあるため、狂犬病予防という意味を込めて飼っていることと亡くなったことを管理するようになっています。
ほかにも、飼うことによって人に危険が及ぶおそれがあるタカやヘビ、カミツキガメ、トカゲ、ワニなども届け出が義務付けられています。反対に猫などをペットとして飼っている場合は届け出の必要はありません。飼っているペットが犬である場合は、亡くなった際にはきちんと届け出をおこなうようにしましょう。
死亡届に必要な書類と提出方法
大切な愛犬が亡くなった場合に必要な書類は、死亡届、犬鑑札(犬の登録番号が彫られている札)、狂犬病予防注射済票、血統書です。死亡届は、お住まいの地域の役所や自治体のホームページなどで入手することができます。
死亡届には飼い主の住所、氏名、電話番号、犬の名前、種類などの個体情報、死亡年月日などを記載します。すべての書類がそろったら、役所に提出してすみやかに申請をおこなってください。
ペット葬儀をおこなうときの流れ
ペット葬儀と一言でいってもさまざまな方法があります。代表的な葬儀方法としてあげられるのは、合同火葬、個別一任火葬、個別立会火葬です。それぞれペットの火葬の仕方などが異なるため、ご希望に合った方法を選ぶようにしましょう。この章では、それぞれの火葬方法と流れについて紹介します。
1.合同火葬の流れ
合同火葬とは、霊園などにペットを預けてほかのペットたちと一緒に火葬してもらう方法です。「ペットの火葬を見るのは辛い」、「ほかのペットと火葬してあげるほうが寂しくないかも」とお考えになる方は、合同火葬を選ぶとよいでしょう。
また、少しでも費用を抑えたいという方にもおすすめの葬儀方法です。ただし、合同火葬をおこなった後は、ペットの遺骨を返却してもらうことはできません。ほかのペットたちと合同で供養する形になるので、注意しましょう。合同火葬のおおまかな流れは、以下のとおりです。
【合同火葬のおもな流れ】
(1)ペットを霊園に連れていく、もしくは葬儀会社にお迎えにきてもらう。
(2)ペットを霊園に預ける。
(3)ほかのペットたちと合同で火葬をおこなう。
(4)霊園の納骨堂で、ほかのペットたちと一緒に供養してもらう。
2.個別一任火葬の流れ
個別一任火葬とはご自身のペットだけで火葬をおこなうものですが、火葬の際に家族が立ち会うことはありません。「ペットの火葬を見るのは辛いけど、お骨は残してあげたい」、「返骨してもらい自分で供養したい」という方は、個別一任火葬がおすすめです。ただし、火葬からお骨上げまでスタッフに一任するため、自分たちでお骨上げをおこなうことはできません。
個別一任火葬には、霊園でおこなう火葬と自宅でおこなう火葬の2種類があります。霊園でおこなう個別一任火葬は、霊園でスタッフにおまかせして火葬してもらうものです。自宅でおこなう個別一任火葬は、自宅まで火葬車にきてもらい、スタッフに火葬をまかせるといった形を取ります。それぞれの流れは、以下のとおりです。
【霊園による個別一任火葬のおもな流れ】
(1)ペットを霊園に連れていく、または葬儀会社にお迎えに来てもらう。
(2)ペットを霊園に預ける。
(3)個別でペットの火葬をおこなう。
(4)スタッフがお骨上げをする。
(5)骨壺にて返骨してもらう。
【火葬車による個別一任火葬のおもな流れ】
(1)火葬車が自宅などの指定場所に来てくれる。
(2)スタッフにペットのご遺体を預ける。
(3)火葬車によって個別で火葬をおこなう。
(4)スタッフがお骨上げをする。
(5)骨壺にて返骨してもらう。
自宅に火葬車がくることで近所の目が気になる方もいるかもしれませんが、火葬車は会社のロゴが入っていなかったり、人目につきにくいところに駐車してくれたりします。ご近所への配慮も徹底しているので、ペットとの思い出がたくさんある自宅での火葬を選択するのもよいかもしれません。
3.個別立会火葬の流れ
個別立会火葬とは、家族が葬儀から火葬、お骨上げまで立ち会う葬儀のことです。最後までしっかりと見送ってあげたい、お骨上げは家族の手でおこないたいという方にはおすすめです。しかし、その分費用は高くなってしまうでしょう。
個別立会火葬も個別一任火葬と同じように、霊園でおこなう方法と火葬車に来てもらう方法があります。それぞれの方法のおおまかな流れは、以下のとおりです。
【霊園による個別立会火葬のおもな流れ】
(1)霊園にペットを連れていく、もしくはお迎えにきてもらう。
(2)火葬する前にペットとの最期の時間を過ごすための時間が設けられる。
(3)ゆっくりお別れを惜しんだら、火葬をおこなう。
(4) 火葬後は、家族でお骨上げをおこなう。
(5)骨壺にて返骨してもらう。
【火葬車による個別立会火葬のおもな流れ】
(1)火葬車が自宅などの指定場所にきてくれる。
(2)ペットを火葬車に運び、お花を手向けるなどして最後のお別れの時間を過ごす。
(3)納得がいくまでお別れの時間を過ごせたら、火葬車によって火葬をおこなう。
(4)火葬後は、家族でお骨上げをおこなう。
(5)骨壺にて返骨してもらう。
このように、個別立会火葬は人間の葬儀と同じように手厚く葬儀をおこなってくれます。家族同然として過ごしてきたペットであれば、人間と同じように送り出してあげたいという方も多いかもしれません。ご自身や家族の要望も尊重して、よりよいお別れの方法を選びましょう。
弊社では、上記でご紹介したような葬儀プランをご準備しています。「ペットの葬儀ははじめてで、なにからすればよいかわからない……」といった場合でも、弊社のコールセンターのスタッフがわかりやすくご説明しますのでご安心ください。
ペットの葬儀が終わった後の供養方法
合同火葬を選んだ場合、霊園の納骨堂で供養されるか埋葬といった形で供養されることになります。しかし、個別一任火葬や個別立会火葬を選ばれた方は返骨してもらうことができるので、その後の供養方法を自分で選択することができるのです。
ペットの供養の方法にはさまざまな方法があるため、ご自身のご要望に合ったものを選ぶようにしましょう。この章では、おもなペットの供養方法について紹介します。
【供養方法1】自宅で供養する
ペットのお骨は思い出深い自宅で供養したい、近くにペットがいてくれたほうがよいという方は自宅供養がおすすめです。自宅供養の場合、家にペットのための祭壇を置いてお骨を納めてあげるといった形になります。
自宅供養であれば、いつでもお線香をあげたりお参りをしたりすることができるため、亡くなった後もペットを身近に感じることができるかもしれません。しかし、自宅供養の場合はなかなかペットが亡くなったという悲しみから抜け出せなくなってしまう場合もあるようです。また、世代交代などの問題で永遠に供養し続けることは難しいといえるでしょう。
【供養方法2】庭に遺骨を埋葬する
自宅の庭に遺骨を埋葬するというのも、供養のひとつの方法です。自宅の庭に埋葬してあげることで、いつでもお参りしてあげることができます。また、供養に費用がかからないのもメリットかもしれません。
庭に遺骨を埋葬する際は、骨壺から出してから埋めてあげるようにしましょう。また、地面の浅い場所に埋めてしまうとカラスや猫などの動物に掘り返されてしまうおそれがあります。埋葬用の穴は、60cm~1mほどの深さまで掘るようにしてください。
庭への埋葬はペットを近くに感じることができるというメリットもありますが、穴を掘るための労力を要したり、引っ越しの際に一緒に動かすのが難しくなったりします。このようなことも考慮して、庭へ埋葬するようにしましょう。
【供養方法3】霊園や納骨堂で供養してもらう
ペット供養の方法として、霊園や納骨堂で供養してもらうといった方法もあります。お参りの際は霊園や納骨堂などに出向く必要はありますが、定期的にお経をあげるなどして供養してくれるようです。ただし、お参りの時間が限られていたり、年間の管理費として1万~3万円ほどの費用がかかってしまったりする場合もあります。
このように供養の方法にはさまざまな種類があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。今後の遺骨の管理方法などについてもしっかり話し合っておくとよいでしょう。
弊社では、飼い主様と大切なペットがよりよいお別れの時間を過ごすことができるようにお手伝いさせていただいております。ペット葬儀に関して不安な点や疑問に感じる部分がありましたら、気軽にお尋ねください。弊社では、飼い主様のお気持ちや大切なペットに寄り添い、ご相談から葬儀まで心を込めて承ります。
うさぎの火葬はどこでできる?火葬後の供養や火葬までの安置手順も
うさぎはその物静かながらも愛くるしい見た目から、犬や猫などに次いで人気の高いペットです。そんな可愛らしいうさぎを、家族のように扱っているという方もいるのではないでしょうか。しかし、生き物である以上いつかはその命を終えるときが来てしまいます。
大切なうさぎが亡くなってしまうのは、とても悲しいことです。しかし、気持ちの整理をつけていかないとペットロスを引き起こす危険性があります。ペットロスとは、ペットが亡くなってしまった悲しみで身体や精神にさまざまな不調が生じる症状です。
気持ちの整理をしっかりつけてペットロスを回避するためにも、葬儀は非常に重要になってきます。このコラムでは、うさぎの火葬ができる場所や火葬前にやっておくことなどについてご紹介していきます。大切なうさぎを弔う際の参考になれば幸いです。
うさぎなどの小動物も火葬してもらえるの?
一昔前は、亡くなった犬や猫などは庭などに埋めることが多かったですが、近年では火葬をおこなう方が増えており、それに伴いペット火葬業者も増加しました。しかし、うさぎは犬や猫などに比べて小さいため、同じように火葬してもらえるのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
うさぎなどの小動物も火葬してもらえます
ペット火葬業者では、犬や猫だけではなくうさぎも火葬をおこなうことが可能です。また、ハムスターやリス・インコ・トカゲ・金魚などの小動物も同様に火葬をおこなってもらえます。
「小さい動物だから火葬を受け入れてもらえない」ということは基本的にないため、安心してペットの火葬を依頼しましょう。
小さな動物だからきちんと扱ってもらえるか心配……
ペットの火葬にかかる費用はおもに、火葬するペットのサイズや重さによって変動します。基本的には、サイズや重さが大きいペットほど火葬費用も高くなります。
一方で、うさぎなどの小動物は比較的低価格での火葬が可能です。しかし、火葬費用が安いとなるときちんと弔ってもらえるか不安という方もいるのではないでしょうか。
弊社がご紹介しているペット火葬業者は、どんなペットであってもお客様に心残りのないような火葬をおこいます。お客様のご要望に合わせてさまざまなプランをご用意しているので、しっかりとうさぎの火葬ができる業者をお探しの際は相談窓口までお電話ください。
うさぎの火葬はどこに依頼するの?
ペットを自分で火葬すると法律に違反する可能性が高いため、基本的には依頼をして火葬することになります。しかし、人間であれば葬儀社に依頼すればおこなえる火葬ですが、うさぎをはじめとしたペットはどこに依頼すればよいのでしょう。
うさぎを火葬する場合の依頼先
うさぎを火葬する際は、大きく分けて「ペット火葬業者」と「自治体」の2か所に依頼が可能です。それぞれの特徴について見ていきましょう。
・ペット火葬業者
ペットの火葬を専門に取り扱っている業者です。自治体に比べると費用が高くなりやすい反面、プラン内容によってはお見送りや骨上げ・遺骨の受け取りなどがおこなえます。しっかりと火葬をおこないたいという方におすすめの依頼先です。
・自治体
ペット葬儀業者に比べると安価で火葬をしてもらえるため、費用を抑えたい方におすすめの依頼先です。しかし、自治体ごとに火葬の方針が異なり、ご遺体をゴミと一緒に焼却して処分するケースもあります。また、ペットの火葬をやっていない自治体もあるため、しっかりと確認を取りましょう。
プロのペット火葬業者が選ばれている理由
自治体は安価で火葬をおこなえる反面、期待どおりの火葬ができないケースが多いです。お話ししたとおり、自治体によってはゴミと一緒にご遺体を焼却することがあります。
また、しっかりとした火葬をおこなう自治体でも、合同火葬である場合がほとんどです。合同火葬はほかのペットのご遺体と一緒に火葬をおこなう関係上、基本的に骨上げや遺骨の受け取りができません。
そのため、「ペットの火葬で後悔したくない」「自分で遺骨を供養したい」という方はペット火葬業者を選ぶことが多いです。ペット火葬業者であれば自分で火葬のプランを選べるため、期待どおりの葬儀をおこなえる可能性が高くなります。
火葬後も大切なペットをそばで供養したいなら……
自治体では、基本的に返骨がおこなわれません。そのため、遺骨を自分で供養したい場合はペット火葬業者で遺骨を受け取れるプランを利用することをおすすめします。
また、火葬後の遺骨を「自宅に安置できる場所がない」「埋葬できる場所がない」などの理由で持て余しているという方は弊社にご相談ください。弊社では、ペット霊園の紹介も承っているので、ペットの遺骨を供養することが可能です。
うさぎの火葬までに自宅でしてあげること
ここでは業者に火葬を依頼してから、実際に火葬をおこなうまでにやっておくことについてご紹介していきます。
亡くなったうさぎをそのままにしてはダメ
うさぎが亡くなってから時間が経過すると、ご遺体にいくつかの変化が起きる可能性があります。
ひとつ目は、死後硬直です。身体や脚が伸びている状態で死後硬直が発生すると、棺にご遺体を納めるのが難しくなってしまいます。硬直は死後1時間前後で起き始めるため、それまでにご遺体を楽な姿勢に整えてあげてください。
ふたつ目は、ご遺体から体液がにじみ出す現象です。体液がにじみ出したら、ガーゼなどで優しく拭いてあげましょう。また、にじみ出した体液で床や棺を汚さないようにご遺体の下にタオルなどを敷いておくことをおすすめします。
みっつ目は、遺体の腐敗です。遺体は基本的に熱と湿気に弱く、高温多湿の環境下では腐敗が進行しやすくなります。そのため、火葬をおこなうまでの間、ご遺体は冷暗所に保管してあげてください。
うさぎのご遺体を安置するまでの手順
うさぎの火葬前にご遺体を安置する手順は次のとおりです。ご遺体を安置する際の参考にしてみてください。
- 1.ご遺体を楽な姿勢に整える
- 2.ペット用の棺または、棺代わりのダンボールや木箱などを用意する
- 3.棺の中にタオルなどを敷く
- 4.棺にご遺体を納める
- 5.棺の中に保冷剤またはドライアイスを入れる
- 6.ご遺体の納められた棺を冷暗所に安置する
うさぎの火葬は亡くなってから2~3日を目安に
ご遺体は時間の経過とともに傷んでいってしまいます。温度が低い状態を維持すればご遺体が傷む速度を遅くできますが、それでも2~3日がご遺体を安置できる期間の目安です。そのため、うさぎの火葬は死後2~3日以内におこないましょう。
しかし、数多くあるペット火葬業者の中からどの業者を頼ればよいのかわからないかもしれません。そのようなときは、弊社にご相談ください。弊社ではお客様のご相談を元に、ご要望に合わせた業者をご紹介しています。相談窓口は24時間365日ご利用できるため、いつでもお気軽にご相談ください。
友人のペットが亡くなったときにかける言葉|想いをうまく伝えるには
友人のペットが亡くなったときどのような言葉をかけてよいかわからず困ってしまう方も多いのではないでしょうか。友人が深い悲しみの中にいるからこそ、余計なことをいって傷つけたくないと気を使ってしまいますよね。
このコラムでは、友人のペットが亡くなったときにかける言葉、いってはいけない言葉についてご紹介します。あなたの優しい気持ちをうまく伝えるためにぜひご覧ください。
言葉をかけるべきかは「どのように訃報を知ったのか」が重要
ペットが亡くなったときにかける言葉は、どのような経緯で訃報を知ったかによって対応が違ってきます。連絡が入った経緯ごとの対応についてご紹介します。
直接飼い主から連絡が入った
飼い主は、あなたに早く伝えたいという気持ちがあったのでしょう。飼い主は、信頼できるあなたの声を聞くだけでも心が軽くなると考えたからこそ連絡をしたのではないでしょうか。
飼い主の気持ちを受け止めるためにも、できるだけ早く返信をし、会いにいくことをおすすめします。SNSから知ったときもすぐに連絡をとるようにしましょう。
飼い主の心情は、悲しい気持ちを多くの人に知ってほしい・気持ちを共有したいと考えて投稿したのではないでしょうか。深い悲しみを感じていることに違いはありません。できるだけ早くSNSやメール、ラインなどで連絡をしましょう。
人から聞いたとき
訃報を人づてに聞いたのなら、少し時間を置いてから連絡をすることをおすすめします。なぜなら、まだ誰にも知らせたくない、誰とも話をしたくないという場合があるからです。このようなときは、飼い主の心が落ち着くまでそっとしておいてあげるほうがよいでしょう。
まずは飼い主の気持ちに寄り添うこと
寄り添うために必要なことは、飼い主がどのような気持ちでいるかを感じることです。自分が飼い主の立場だったら、どんなことをしてほしいかを考えてみましょう。
「なぜ亡くなったのか」状況別で変わる言葉のかけ方|例文
ペットの亡くなり方によっては、かける言葉も変わってきます。なぜなら飼い主がペットの死を受け入れているか、いないかによって大きく違ってくるからです。ペットが亡くなった原因別にかける言葉についてご紹介します。
病気で亡くなったとき
治療の段階で、獣医師から病状の説明を受けたり毎日のペットの状態をみて、ある程度「死」を覚悟している可能性があります。
こんなときにおすすめの言葉は、
- ・最後まで家族と一緒にいることができ、きっと幸せだったよ
- ・〇〇さんに看病してもらったおかげで長く生きることできたんだよ
ポイントは、毎日看病していた飼い主の努力を認めてあげることです。この言葉を聞いた飼い主は、今まで看病してきたことを認めてもらうことで、自身がおこなったことに間違いはなかったと考えるでしょう。
ペットが亡くなった悲しいのは当然ですが、自身がおこなったことに対して、ああすればよかったという後悔が減少するかもしれません。
突然の事故で亡くなったとき
ペットが突然亡くなってしまった場合は、なかなか心の整理をつけることができません。「あのとき、あんなことをすべきでなかった」「私があんなことをしたからだ」というように自分を責めてしまうことが多いでしょう。
こんなときにおすすめの言葉は、
- ・〇〇さんと一緒に過ごせてきっと幸せだったと思うよ
- ・一緒に過ごした時間は宝物だね
ポイントは、飼い主が自分を責めないような言葉を選ぶことです。あわせてペットが今まで幸せであったことを伝えましょう。そうすることで、飼い主の心は軽くなり、徐々にペットの死を受け入れることができる可能性があります。
寿命をまっとうしたとき
たとえ寿命をまっとうして亡くなったとしても飼い主は、なかなか割り切ることはできないでしょう。「もっと一緒にいたかった」「ペットにとって幸せな生涯だったのか」と考えてしまいます。
こんなときにおすすめの言葉は、
- ・こんなに長い年月一緒にいることができ、幸せだったと思うよ
- ・大切に育てたから〇〇年も生きられたんだね。幸せだったね
ポイントは、飼い主と一緒だったからこそペットが幸せであったということです。こういった言葉を伝えることで、悲しみというマイナスな感情だけでなく、長年一緒にいることができたというプラスの感情が徐々に芽生えてくるでしょう。
声をかけないほうがいいときもある
飼い主によっては、ペットが亡くなったことを思い出したくないために声をかけられることを嫌がる場合があります。どんなに相手の気持ちを考え言葉を伝えても、飼い主には不愉快にしか感じられないのです。
声をかけないほうがよいタイプはどのような性格であるか……ということは、はっきり決まっていません。そのときの様子で声をかけるか、かけないかを判断したほうがよいでしょう。
いってはいけない言葉とメールやラインでの注意点
メールやラインで伝えられるペットの訃報に返信するときは、注意が必要です。ペットが亡くなり悲しみの中にいると普段は気にならないことでも深く傷ついてしまうことがあります。
どんなに仲がよい友人であっても言葉や表現は、慎重に選ばなくてはなりません。ここからは、ペットを亡くした友人に使ってはいけない言葉や表現についてご紹介します。
元気づけようとしたつもりが逆効果になってしまうことも
友人だからこそペットが亡くなった悲しみを乗り越え、前を向いて歩いて欲しいと思うのは当然です。そういった思いから発した言葉であっても、相手の心を傷つけてしまう場合があります。
ペットが亡くなったばかりの飼い主は、深い悲しみの中にいることを考え、慎重に言葉を選びましょう。
気をつけるべき言葉
深い悲しみの中にいるときは、ふとしたことでも誤解が生じ、傷つけてしまうことがあります。表現には、いつも以上に気をつけましょう。気をつけるべき表現は、つぎのようなものです。
・飼い主を責めること
「もっとちゃんと飼ってあげればよかったね」といった飼い主に責任があるような表現は、悲しみを増長させ、飼い主は自分を責め続けてしまうかもしれません。
また「かわいそう」という言葉も注意して使わなければなりません。なぜならペットがかわいそうなのは、自分がちゃんと飼っていなかったからという結論にいたり、自分を責めてしまうことになりかねないからです。
・たいしたことではないと悲しみを否定すること
「誰もがいつかは死んでしまうんだから」といった達観は、飼い主にとっては受け入れがたいものです。飼い主からすると、せっかく打ち明けたにも関わらず自身の悲しみを否定されたように感じてしまいます。
・新しいペットを飼えばよいと提案すること
飼い主は、亡くなったペットは大切な家族で見代わりなどいないと考えているでしょう。飼い主は、自身の悲しみ軽視していると感じてしまうことがあります。
絵文字は厳禁
メールやラインなどを使用するときは、絵文字を使用しないようにすることが大切です。なぜなら絵文字を使用すると、どうしても軽い印象になってしまうからです。普段の会話なら、絵文字はコミュニケーションを深めることができる便利なツールです。
しかしこのような場合には、軽率な印象を与えてしまうこともあります。たとえ友人が絵文字を使用していたとしても、使用しないほうがよいかもしれません。
友人にかける言葉が見つからない場合|贈り物という選択肢
友人に気持ちを伝える方法は、言葉だけではありません。ふさわしい言葉が思いつかないときは、贈り物という方法があります。ここからはお悔やみの際の贈り物についてご紹介します。
贈り物を選ぶときに大切なポイント
飼い主が喜ぶ贈り物は、それぞれ違います。ペットの面影をいつまでも感じることができるもの、祭壇を華やかに飾るものなどさまざまな品物があります。
お悔やみの品は、言葉の代わりとなる大切なものです。贈り物を選ぶときは、飼い主のライフスタイルを考えてから選びましょう。
お悔やみの贈り物として人気のあるもの
お悔やみの贈り物として人気があるものをご紹介します。
・花
花があることで、祭壇が華やかになります。おすすめは、ペットがいつもつけていたリードと同じ色の花束や白をベースとした花束です。
・キャンドルやお線香
お供えものとして使用することができます。さまざまな形があるキャンドルから、飼い主が喜びそうなものを選ぶというのもおすすめです。
・フォトフレーム
飼い主からペットのお気に入りの画像をもらい、フォトフレームにいれて贈りましょう。祭壇に飾るほかにも壁掛けなどインテリアとしても使用することができ喜ばれるでしょう。
・お菓子
お菓子選びのポイントは、日持ちし、あとで食べることができるものです。もしほかにもペットがいるなら、ペットたちが食べられるものを選ぶというのもよいでしょう。
このほかにも、ペットの肖像画や刺しゅうをしたクッションや壁掛け、ステッカーなどさまざまなものがあります。飼い主にあったものを選ぶとよいでしょう。
まとめ
友人のペットが亡くなったときにかける言葉は、訃報が入った経緯によって違います。またペットが亡くなった原因によっても違ってきます。ときには、言葉をかけず、そっとしておいたほうがいい場合もあるでしょう。
この時期の飼い主の心は、深い悲しみの中にいることをまずは知っておく必要があります。自身ならどんな言葉をかけてもらうとうれしいかを考え言葉を選ぶとよいでしょう。もしメールやラインで連絡があったときは、言葉選びを慎重におこない絵文字は使用せずに連絡をします。
もしどんな言葉をかけていいかわからないときは、贈り物で気持ちを伝えることも可能です。あなたの心が伝わるような品を選びましょう。
ペットロスの乗り越え方は?克服までの心の症状・周囲の配慮も肝心
ペットロスの症状を少しでも和らげるには、いくつかの対処法があります。ただし、即効性のあるものはありません。考え方や性格、生活スタイルなどさまざまな要因により効果的な方法が異なってきます。自分に合う方法を実践し、少しずつ乗り越えていきましょう。
このコラムでは、ペットロスの乗り越え方をいくつかご提案しています。ただし、この方法を無理におこなうことはありません。対処法のなかでご自身に合うと思える方法を実践し、少しでも心が落ち着いていただければ幸いです。
犬や猫など『ペットロスの乗り越え方』は相談が大切!おもな方法
ペットロスとは犬や猫などといった「ペットとの喪失体験」から、喪失感や悲しみ、やる気が出ないなどの感情をもつことをさします。家族として共に時間を過ごしてきた大切なペットを亡くしてしまったときに、悲しさからなかなか抜け出せないのは自然なことです。
ここでは、ペットロスを克服するための対処法をご紹介いたします。ペットの死を悼むことは大切な時間です。しかし、ペットロスは悪化してしまうと心の病気や体調面での不調が表れてしまうことがあるのです。
無理はせず、自分でできるペットロスの乗り越え方に取り組み、ペットを失った悲しみと向き合ってみてはいかがでしょうか。ペットロスによる症状があまりにも悪く、改善されないといった際は病院に受診したり、カウンセラーの方に相談をしたりするようにしましょう。
1.感情はおさえない
ペットを亡くした悲しみやさみしさなど、感情を抑えてはいけません。抑えようとするほど存在が大きくなり、心や体に負担を与えてしまいます。ときには、涙することがあってもよいでしょう。悲しみを押しつぶさず、素直に出すようにしましょう。
2.生前使用していたものは整理する
ペットの遊んでいたおもちゃや着させていた服、残ったエサなどを整理しながら現実と向き合っていきましょう。ただし、無理はよくありません。気持ちが落ち着き、ペットとの思い出に向き合うことができるようになったらおこなってみてください。ペットのものを整理していると、気持ちも整理されていきます。
3.信頼できる人にお話をする
自分一人で抱え込むのではなく、信頼できる人に話をすることで落ち着くこともあります。とくに、亡くなったペットと遊んだことがある人や同じようにペットを亡くした経験のある人に共感してもらうだけでも、孤独を感じなくなるでしょう。ペットの喪失により孤独を感じてしまう場合が多いですが、人と会える状態であったら、信頼できる人に会ってみてはいかがでしょうか。
ただし、あまりペットに接していない人や関係性の浅い人であると、犬の亡くなった辛さを共有できず、かえって悲しくなってしまうこともあります。ペットへの接し方は人それぞれですが、ペットロスのときには気の合う人に会うことをおすすめします。
4.新しいペットを飼う
愛するペットを悼む気持ちは大切なものですが、いつまでもペットロスで立ち直れないのはペットも望んではいない”のではないでしょうか。そのため亡くなってしまったペットのことは「大切な思い出」として記憶し、新しいペットを飼うというのもひとつの手です。ペットロスに関するある調査では、30パーセント以上の人が新しいペットを迎えたことが、悲しみを癒すきっかけになったと答えています。
大抵のペットは人より寿命が短いため、飼っているといつかは看取ることになります。新しくペットを飼うことが不安なときには、近所の人や友人の飼うペットなどと触れ合ってみて、心の準備ができているか確認してみてはいかがでしょうか。
5.メモリアルグッズで悲しみを和らげる
メモリアルグッズをつくることで、悲しみを受け止められることもあります。たとえば、クリスタルにペットの写真を印刷した置物やキーホルダー、遺骨や遺毛を入れるケースなどのメモリアルグッズがあります。寂しさを感じているのなら、ペットの遺品を持ち歩くことで緩和されることもありますので、試してみてください。
ほかにも、フェルトなどを使用して作製したペットそっくりのぬいぐるみを依頼できる業者もあるので、気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。
6.ペットに向けて手紙を書く
ペットに向けて手紙を書くことで気持ちの整理がつくことがあります。思い出や感謝の気持ちを手紙にのせましょう。また、これからの自分はどうなるかを書くことで、前に進む気持ちになりやすいです。「思い出をばねにして、早く笑顔になれるようにがんばる」など、自分へのエールの気持ちも込めて手紙を書いてみるのも効果的です。
7.手厚く供養する
ペットとのお別れをするために供養をおこなってもらいましょう。葬式や火葬など、ペットの死と向き合うことでペットロスを克服することができます。ペットがなくなってから時間が経っていても、供養することはできます。
また、ペット霊園や動物供養塔(ペットたち専用のお墓)に納骨したり、お坊さんにお経を読んでもらったりすることもおすすめです。丁寧な供養をおこなうことで、ペットロスの症状を軽減したり予防したりすることができるでしょう。
ペットの火葬や葬儀をお考えなら弊社にお任せください。お客様のご要望に近い業者をご紹介いたします。迅速に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
克服できるまでの「症状の段階」今の”感情”はどのあたり?
ペットを亡くし、ペットロスにおちいってから悲しみが癒え克服するまでの過程というのはいくつかの段階に分けることができます。自分が今どの段階にいるのかを現在の症状から分析してみましょう。ペットロス克服までにはどの程度のステージを踏んでいくのかを把握することで、気持ちの整理がつくかもしれません。
感情はひとそれぞれです。必ずしもこのとおりにいくというわけではありませんが、現在の自分の感情はこのようなプロセスの途中であるということを可視化することで、気持ちが楽になることもあるでしょう。参考程度に自分の症状と照らし合わせてみてください。
段階1:亡くなったことを受け入れられない状態
ペットが亡くなった直後は、自分を守ろうとして、死を受け入れられない状態(防衛機制)になります。精神的なショックから起きる自己防衛の反応です。受け入れられない期間は人によって異なり、数時間ほどの人もいれば数日から数週間かかる人もいるようです。現実を受け止めるには時間がかかります。
段階2:「返してください」とお願いする状態
現実を回避することや、自分の望む状態になるように願う時期です。「ペットを返してほしい」「自分の寿命をペットに分けてほしい」「もっとお世話するから私のもとに戻して」などを願います。
段階3:怒りや後悔が押し寄せてくる状態
自分に対して、もしくは亡くなった原因に対して怒りや後悔が押し寄せてきます。「自分がちゃんと見ていなかったから」「病気を治せなかった獣医師が悪い」「もっとはやく病院に連れていっていれば」などの怒りは後悔につながっていきます。
段階4:亡くなったことを受け入れ始め、強い悲しみが押し寄せてくる状態
ペットが戻ってこないことを理解し、受け止めることでより一層の悲しみが押し寄せてきます。現実を受容できたからといって、悲しみが消えるわけではないのです。少しずつこの悲しみは癒えていきますが、10か月ほどかかるといわれています。
段階5:徐々に回復に向かう状態
ペットのことをよい思い出として、心にゆとりが表れ普段通りの生活が送れるようになります。悲しみが和らいでいくことを「ペットのことを忘れて、自分は冷たい飼い主だ」と罪悪感を抱く方もいますが、決してそのように思う必要はありません。ペットの寿命は基本的に人間より短いです。ペットの死を否定するのではなく、思い出に感謝しておきたいですね。
ペットロスが原因で病気に!?周囲の接し方も注意しよう
ここまで自分でできるペットロスの乗り越え方をご紹介してきました。より早くペットロスを乗り越えるには、周りの人の理解が大切になってきます。自分の周りにいる人の理解や、悲しみを和らげるために協力してもらうことも大切です。
身近にペットロスで苦しんでいる人がいるという場合には、以下でご紹介するようなことを考えて周りの対応の大切さを確認してみてください。
・周りの人の接し方次第でペットロスが悪化するケースもある
ペットを亡くして悲しんでいる飼い主は、「周囲と自分の価値観のギャップ」に孤独を感じ、感情を抑えてしまうことがあります。ペットを亡くして悲しんでいるなか「ペットが死んだくらいで」、「また新しいペット飼いなよ」、「そんなに落ち込むことないって」などの安易な声掛けをされると、悲しいという気持ちを我慢してしまうかもしれません。
我慢しただけではその気持ちはなくならず、ペットロスが悪化してしまうことがあります。ペットロスの悪化は、心の病や体の不調となって表れてしまいます。ときには、日常生活を送るのが難しくなってしまう場合もあるのです。
ペットへの接し方は人それぞれです。安易な言葉をかけてしまうと、ペットを亡くしてセンシティブになっている飼い主に、その言葉が突き刺さってしまうかもしれません。ペットロスになっている飼い主には、思いやりをもった接し方をすることが大切です。
・ペットロスの人には「思いやり」のある言動行動を
前述したように、周りとの価値観のギャップがあると寂しさが助長し、気持ちを抑えてしまうかもしれません。周りにペットロスの人がいたときには思いやりをもってかかわりをもつことが大切です。
とくに、「共感」と「共に過ごした時間の肯定」は大切です。「さみしいよね」、「つらいよね」といった共感と「よい飼い主のもとにきて幸せだったね」、「楽しい思い出がたくさんつくれたよ」というような肯定をおこないましょう。相手の価値観に合わせて、話を聞いてあげることは大切です。無理に聞き出そうとせず、話せる状態になったら聞いてあげましょう。
また、ペットの遺品整理を手伝ったり、ペット供養をおすすめしたりすることもペットロスから抜け出すための道です。ただし、飼い主が嫌がっているのに無理におこなうことはいけません。ひとつのアイデアとして、ペットロスを克服する手助けをおこなう気持ちでいることが大切です。
ペット土葬を個人でおこなう方法と注意点|正しい埋葬方法について
昨今ではペットが亡くなってしまった際に、ペット葬儀業者に依頼して火葬してもらうのが主流となっています。しかし、「死後もペットの存在を身近に感じていたい」「お参りしやすいように近くに埋葬したい」などの理由からペットを土葬してあげたいと思う方もいるのではないでしょうか。
このコラムではペットの土葬方法や土葬をおこなう際の注意点などについてご紹介していきます。「亡くなってしまったペットを埋葬したい」という方は参考にしてみてください。
土葬をおこなうための条件
ペットを土葬する際、生前よく遊んでいた公園や河原・空き地などにご遺体を埋めてあげたいと考える方もいるでしょう。しかし、ペットの土葬は必ず私有地でおこなってください。
ペットのご遺体は、どこでも自由に埋めてよいわけではありません。法律上、ペットのご遺体は廃棄物として扱われています。そのため、私有地以外でペットの土葬をおこなってしまうと、法律上は廃棄物の不法投棄に該当してしまうのです。
廃棄物の不法投棄は、5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科せられてしまいます。大切なペットのご遺体を廃棄物として扱われるのはとても悲しいことですが、法律に違反しないためにも土葬は必ず庭などの私有地でおこないましょう。
私有地でおこなう必要があるほかにも、ペットの土葬にはいくつかの注意点があるので次の章でご紹介していきます。
必ず知っておきたい土葬の注意点
土葬と聞くと「とりあえず穴を掘り、そこに遺体を埋めればよい」と考えるかもしれませんが、注意をしていないと後々トラブルに発展するおそれがあります。ここでは、ペットの土葬をおこなう際の注意点についてご紹介していきます。
・ご遺体からは死臭が発生する
ご遺体は時間とともに腐敗が進み、死臭を発するようになります。死臭はとても強烈なにおいで、穴を深く掘っていてもにおってくるケースがあります。また、死臭を嗅ぎつけて鳥や獣が土を掘り返したり、害虫が湧いてしまったりするおそれがあります。
そのため、ペットを土葬すると「隣の家から悪臭が漂ってくる」「隣で沸いた害虫がこっちの庭に入り込む」などの近隣トラブルに発展しかねません。ご遺体の死臭は、土を1メートル以上掘ればある程度予防が可能です。また、消臭効果がある炭などをご遺体と一緒に埋めるのも効果的です。
・土地の売却予定/引っ越し予定がないか
ペットのご遺体が完全に土へ還るには、非常に長い年月を要します。そのため、土地の売却や引っ越しなどペットを土葬した土地を手放す場合、地中に残っていたご遺体が原因でトラブルになるおそれがあります。
埋葬するペットのサイズにもよりますが、ご遺体が土へ還り切るまでには数十年以上かかるケースもあります。ご遺体が土に還るまでの時間を短縮したい場合は、ご遺体に石灰をまきましょう。石灰によってご遺体の分解が促進され、土に還りやすくなります。また、石灰には殺菌効果もあるため、害虫予防にも効果的です。
ペット土葬の準備と方法について
ここでは実際にペットを土葬する際に準備するものや、大まかな流れについてご紹介していきます。ペットを土葬する際の参考にしてみてください。
【用意するもの】
- ・シャベル
- ・鍬
- ・炭
- ・石灰(必要に応じて)
- ・墓標
- ・水
【埋葬するのに適した場所】
- ・日当たりがよく、水はけのよい場所
- ・隣の敷地や道路から離れた場所
【土葬の流れ】
- 1.土葬をおこなう私有地に水をまいて土を掘りやすくする
- 2.シャベルで土を掘り、鍬で埋まっている石を取り除きつつ1メートルほどの穴を掘る
- 3.穴にペットのご遺体を入れる
- 4.穴に消臭用の炭を入れる
- 5.必要に応じてご遺体に石灰をかける
- 6.土をかけてご遺体を埋める
- 7.墓標を立てる
土葬が大変だと感じたら|土葬以外の埋葬方法
トラブルを未然に防ぐためには、土葬用の穴を深く掘る必要があります。しかし、シャベルで土を掘るというのは見た目以上に難しく、慣れていない方にとっては重労働になりやすいです。また、土は深く掘れば掘るほど固くなってきて掘り進めるのが難しくなっていきます。このように、ペットの土葬はかなり大変です。
ペットの土葬が大変だと感じた場合は、火葬をしてみてはいかがでしょうか。土葬を選択する方の中には「火葬だと身近な場所に埋葬できない」と考える方もいるかもしれません。
実は、ペットの火葬後に遺骨を引き取れるケースがあります。そのため、ペットの火葬後に遺骨を引き取り、その遺骨を庭に埋めて供養することも可能です。遺骨であれば腐敗して死臭を発することもないため、30センチほどの浅めの穴でも問題なく埋葬できます。ペットの遺骨を引き取れるペット火葬業者をお探しの際は、弊社の相談窓口にお電話ください。
まとめ
ペットを土葬する場合は、必ず私有地である必要があります。私有地以外にペットを土葬すると、法律上は不法投棄になるため懲役や罰金が科せられるおそれがあります。
また、私有地であってもご遺体から発生する死臭によって近隣住民とのトラブルになるケースがあるため注意が必要です。ご遺体の死臭は穴を1メートル以上に掘ることである程度予防が可能ですが、シャベルなどで深い穴を掘るのはかなりの重労働です。
自分でペットの土葬をおこなうのが難しいと感じた場合は、遺体を火葬して遺骨を埋葬するのもひとつの手です。火葬後にペットの遺骨を引き取れるかどうかは業者や火葬のプラン内容によって異なるため、必ず確認を取るようにしてください。
弊社では、お客様のご要望に合わせてペット火葬業者や火葬プランをご紹介しています。ペットを火葬して遺骨を埋葬したいという場合は、無料の相談窓口にご相談ください。
ハムスターの葬儀をしたい!自分でできる方法と霊園依頼について
ペット葬儀は当たり前におこなわれる時代になりましたが、ハムスターの葬儀については、どうするべきか悩まれる方が多いようです。ハムスターは非常に小さい動物のため、自分でも埋葬することが可能です。
また、火葬業者や葬儀屋によってはハムスターの火葬にも対応しているところもあるため、火葬をご希望の場合は一度相談をしてみましょう。今回は、ハムスターの葬儀をどうおこなうか、その方法についていくつか解説いたします。
ハムスターの葬儀|3つの方法【特徴・注意点】
ハムスターの葬儀はおおきく分けて3つの方法があります。ここでは、それぞれどのような方法かをご紹介していきます。
ただしその前に、本当にハムスターは亡くなってしまっているのかをよく確認してください。冬場などは、冬眠をしているだけである可能性もあります。
カイロをタオルで包んだものをあててみるなどして、ゆっくり温めて目を覚まさないか試してみましょう。もし判断が難しい場合は、獣医にも相談をしてください。
プランター葬
ハムスターくらい小さな動物の場合、植物を育てるプランターや植木鉢を用意して、その中に埋葬するという方法を用いることができます。マンションなどでも手軽にできる埋葬方法で費用がおさえられるほか、埋葬したプランターに花を植えて亡くなったハムスターの存在をより近くに感じることも可能です。
ただし、プランターの中でハムスターが骨化するには、数年を要する場合もあります。また、ベランダに置いていた場合、野鳥などに掘り荒らされたり、腐敗した際の異臭が近隣住民に迷惑を与えたりしてしまうこともあるかもしれません。
ほかにも、場合によっては引越しの際などに、プランターを持っていけないこともあるようです。将来プランターの扱いに困りそうであれば、火葬など、ほかの方法を選ぶべきかもしれません。
庭への土葬
もし庭があるご家庭であれば、庭に埋葬するのもよいでしょう。50cmほどの深い穴を掘って埋めれば、プランター葬をしたときよりも、掘り返されたり異臭が発生したり、といった問題が発生するリスクが低くなります。しかし、それだけの穴を掘るのは非常に手間ですし、体力的に難しい場合もあるでしょう。
ペット葬儀社、霊園での火葬
ペット葬儀を請け負っている葬儀屋や火葬業者に、ハムスターを火葬してもらうという手段もあります。ハムスターほど小さな動物だと、業者では請け負ってもらえないのでは、骨が残らないのではと考える方も多いですが、それらの心配は不要です。
業者では分け隔てなく動物の火葬を請け負っているほか、ハムスターのような小さな動物でも、しっかりと骨を残して火葬することができます。火葬したあとは霊園が管理する納骨堂に納骨したり、骨壺を引き取って保管したり、埋葬することもできます。
しっかりと供養しつつ、そのまま埋葬するよりも手間を小さくすることができるため、火葬もひとつの手段として考えてみてはいかがでしょうか。お近くで対応できる業者をお探しであれば、弊社がご協力することもできます。ぜひご連絡ください。
自分でハムスターの葬儀をする方法
腐敗などの問題はあるものの、費用をかけずに最初から最後まで自分の手で供養することができることから、プランター葬や土葬を希望する方も多いでしょう。ここでは、ハムスターの葬儀を自分でおこなうための、手順について解説していきます。
まずは遺体のケアを
ハムスターが亡くなったばかりで気持ちを切り替えるのは難しいかもしれませんが、そのままにしておくと、どんどん腐敗が進んでしまいます。そのためハムスターの死後、すぐに埋葬できない場合は、腐敗が進まないようにケアをしながら、準備をしていきましょう。
まずは体全体をきれいにふいてあげてください。そのあと、断熱性のある容器に保冷材やドライアイスを敷き詰め、その中に安置してあげましょう。季節などにもよりますが、安置が可能なのは1週間程度といわれています。それまでに、埋葬できるようにしてあげましょう。
プランター葬の場合
プランター葬の場合は、まず埋葬するプランターを選びましょう。多く土を盛れるように、30cm以上の深めのプランター(もしくは鉢植え)を用意してください。
また、素材は耐久性と通気性に優れている、陶器製のものが好ましいです。最近では埋葬用のプランターというのも市販されているため、一度調べてみてもよいかもしれません。
プランターが用意できたら、土を敷き詰めていきます。遺体が還りやすいように腐葉土を用意し、堆肥を混ぜるようにするとよいでしょう。
用意した土を、はじめにハムスターの体積の3倍程度、目安として10cmほど敷き詰め、その上に遺体を寝かせます。その上から、同じだけの土をかぶせたら、作業は完了です。遺体をなにかで覆ったりせず、なるべくそのままの状態で埋葬をしてあげると、より土に還りやすくなります。
ただし、そのあとに花を植える場合は、遺体にネットをかぶせてあげると、花の根が遺体に影響しにくく、花の植え替えがしやすくなるでしょう。また、育てる花については、遺体に影響してしまわないよう、根を多くはるタイプのものは避けたほうがよいでしょう。
土葬の場合
土葬する場合は、先ほども解説したとおりに、できるだけ深い穴を掘るようにしましょう。また、土を掘り返すことで土が柔らかくなり、遺体を埋めた箇所がへこんでくる場合があります。そのため土を遺体の上に戻す際は、なるべく高く土を盛るようにしてください。
お供え物を一緒に埋めてもよいですが、プラスチック製のおもちゃなどは土に還らず残ってしまうため、花やペットフードなどの土に還るものを選びましょう。
ここまでが、自分でハムスターの葬儀をおこなうための、手順と注意点になります。もし火葬をご希望の場合は、弊社をはじめとした業者に相談するようにしましょう。くわしい手順はまた次章で解説いたします。
ペット葬儀・霊園でハムスター葬儀をおまかせしたい
ペットの葬儀や火葬をおこなう業者は増えているものの、どのような形で依頼をすることになるのかなど、慣れない部分も多いことでしょう。ここでは、業者にハムスターの葬儀を依頼した際の費用、火葬や埋葬の種類や手順について解説いたします。
業者による火葬はおもに3種類
業者に火葬を依頼する場合、基本的には以下の3つのプランから、どのように火葬をおこなうかを選ぶことになります。費用の相場もプランによって変わってきますので、順番に確認していきましょう。
・合同一任火葬
業者に遺体を引き取ってもらい、ほかのペットとまとめて火葬してもらうプランです。火葬後は、合同の納骨堂に納骨して供養されることになります。一緒に火葬してその後の判別ができなくなるため、返骨してもらうことはできません。費用相場はご紹介する中でもっとも安く、8,000円~1万2千円ほどとなっています。
・個別一任火葬
葬儀でお別れをしたあと、業者に火葬をまかせるプランです。こちらは合同での火葬ではなく、預かったペットを個別に火葬するプランになります。そのため、火葬後は返骨してもらうことが可能です。また、希望であれば、霊園の管理する納骨堂へ納骨してもらうこともできます。費用の相場は1万4千円~1万7千円となっています。
・個別立会火葬
業者による葬儀、火葬からお骨上げまで、すべての流れに立ち会うプランです。ほか2つのプランよりも長い時間をかけてお別れができるほか、お骨は返骨してもらうか霊園などにまかせるかを選ぶことができます。費用の相場は1万6千円~1万9千円です。
火葬の方法によって、火葬の手順や費用だけでなく、その後の供養の方法が変わってきます。どのように供養をしたいのかをしっかりと考え、間違いのないように業者と打ち合わせをしておきましょう。
移動火葬について
ペットの火葬においては、移動火葬という方法もあります。これは、火葬できる設備を備えた火葬車に自宅まで出向いてもらい、車の中で火葬をおこなうというものです。
個別立会火葬など、こちらが直接出向く方法は、なかなか予定を合わせるのが難しいこともあるかもしれません。そんな場合でも、出張火葬なら都合のよい時間に来てもらって、その場でお別れと火葬をすることができます。
火葬車は通常の車と変わりない外見で、火葬時のにおいを外に出さないようつくられているなど、まわりの環境にも配慮したつくりとなっています。また、車内での個別火葬になるため、火葬後には返骨してもらうことが可能です。
個別火葬をしてもらいたいけど都合があわない、慣れ親しんだご自宅でお別れをしたい、という場合にはぴったりのプランでしょう。費用の相場はおよそ1万5千円となっています。
もし移動火葬をご希望の場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社から派遣する業者が、大切な家族とのお別れを、親身になってサポートさせていただきます。
ペットの位牌をメモリアルにして仏壇で供養|クリスタルなどの種類も
ペットが亡くなって寂しい思いをしている方には、位牌を作ることをおすすめします。亡くなったペットの位牌を作ることで、亡くなったペットとの思い出をいつまでも忘れずにいることができるからです。
このコラムでは、さまざまなデザインや材質の位牌をご紹介しています。そのほか骨壷やアクセサリーでペットの遺骨を手元供養する方法などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ペットの位牌に写真を入れるなら「ガラス製」!デザインも選べる
位牌には、魂が宿るといわれています。そのため、位牌はペットの依代(よりしろ)と考えてよいでしょう。そんなペット用の位牌にもさまざまな種類があります。ペットとの思い出を最高の形で残しておくための位牌の選び方を、ここではご紹介いたします。
・木製やクリスタルガラスなどの材質から選ぼう
位牌にはパネルタイプ・クリスタル・人と同じような漆が塗られた位牌など、さまざまなものがあります。どのような位牌にするかは、使われている材質によっても変わってきます。
位牌に使われるおもな材質には木・クリスタルガラス・アクリルがあり、どの材質を選ぶかによって、加工できるデザインも変わってくるのです。そのため材質だけでなく、どのようなデザインにするのかも考慮して決めると、より納得のいく位牌にすることができます。
・シンプルな形からハートまで!デザインで選ぼう
ペットの位牌といっても、最近ではさまざまなデザインから選ぶことが可能です。デザインの種類として以下に、いくつか例をご紹介します。
・長方形
・ハート形
・ダイヤモンド形
・ウェーブ型
上記のデザインは前述した材質によって、選べるものが変わってきます。たとえば位牌に使う材料を木材にする場合、ビャクダンやケヤキなど香りのよい木に漆や金箔をはるなどの加工をすることが可能です。
一方、位牌に使う材料をクリスタルガラスにするのであれば、ダイヤモンドカットやウェーブ加工など複雑なデザインに加工するとよいでしょう。ダイヤモンドカットをすれば、上品なインテリアのように仕上げられます。さらに、クリスタルガラスには写真やペットの名前、戒名文字なども印刷することができますし、写真はモノクロだけでなくカラーも印刷可能なため人気です。位牌を作る際に検討してみてはいかがでしょうか。
・位牌の置き場所
位牌の置き場所には、基本的にルールはありません。そのため、家族と相談して決めることをおすすめします。もともと仏壇がある、または仏壇を新しく購入するのであれば仏壇のなかに安置するのもよいでしょう。
または、家族が集まるリビングなどにタンスや机の上などに供養する場所を作っても問題ありません。タンスの上などに布を敷いて、そこに位牌を安置してもよいでしょう。位牌には狭い場所でも配置ができるミニサイズのものもあるため、位牌を置く場所に合わせて選ぶことができます。
・位牌は亡くなったペットの依代
位牌は、ペットと過ごした日々を忘れないようにするために必要なものです。ペットとの思い出を忘れないために、位牌には写真や文字を刻むのです。そのため、位牌は長期にわたって安置するものですから、材質やデザインなどは後悔しないように決めるようにするとよいでしょう。
骨壺やアクセサリーで遺骨を手元供養することもできる
ペットを飼っている人は、ペットが亡くなったときにどのように供養するのかを考えておくとよいでしょう。位牌を作って供養してもよいですが、それ以外にも生きていたときのペットとの思い出を大切にすることはできます。
ペットが亡くなると火葬をしますが、そのあと一般的にはペット霊園という施設にある納骨堂に納骨したり、墓地に埋葬したりします。それら以外にも、遺骨を骨壷に入れたり、アクセサリーのなかに入れたりして、手元で供養することもできるのです。
・骨壷を自宅に保管する
骨壷とは、亡くなったペットの遺骨を入れるための容器です。ペットの供養に決まった形はありませんので、生前のペットを忘れずに供養を続けたいのであれば、骨壷に入れて自宅に保管するとよいでしょう。
骨壷でペットの遺骨を保管するときは、カビに注意しましょう。骨壷が陶器である場合、空気に含まれた水分が骨壷のなかにはいりやすいです。そのため骨壷のなかに湿気がたまり、遺骨にカビが生えるおそれがあるのです。
遺骨にカビが生えるのを防止するためには、骨壷のなかに乾燥剤を入れてフタをし、フタと壺のすきまにテープをはって密封するとよいでしょう。さらに、湿気の少ない日当たりのよい場所に骨壷を安置するとより安心です。
・アクセサリーでいつでも一緒
ペンダントなどのアクセサリーのなかにペットの遺骨を入れて、それを身につければいつでも生前のペットを感じることができます。また、そのアクセサリーを身につけることで亡くなったペットにいつも見守られていると感じることができれば、深い悲しみも乗り越えられるかもしれません。
ペットの遺骨を入れるアクセサリーには、ペンダントやキーホルダー、ネックレス、ブレスレットなどがあります。
また、近年では技術が進み、遺骨を特殊な樹脂で加工したものやダイヤモンドに加工したものをペンダントや指輪などにすることもできます。そのため、ペットが亡くなったときは、遺骨をアクセサリーに加工して身につけてもよいでしょう。
最期を迎えたときは最高の形で送り出してあげよう
ここまでは亡くなったペットとの思い出を残す方法を紹介してきました。ここからはペットが亡くなったときどうすべきかについて解説いたします。
もし、飼っているペットが亡くなったときは、しっかり弔ってあげましょう。亡くなったペットは家族の一員です。その家族との思い出を大切にするためにも、感謝の気持ちを込めて人と同じように葬儀をしましょう。
ペットが亡くなったときは、まず涼しいところに安置し、氷などで体を冷やしながらご遺体を整えたあと、ペット霊園やペット葬儀者などに相談して火葬の方法を決めます。そして遺骨を墓地に納めたり、遺骨を骨壷やアクセサリーなどに納めて、手元で保管し供養(手元供養)したりするのが一般的です。
ただ、亡くなったペットのことを忘れないためには、位牌を作ったり、遺骨を骨壺・アクセサリー加工したりして、手元供養することをおすすめします。手元供養することで、深い悲しみから早く立ち直ることができるようになるでしょう。
・どうしたらいいかわからないときは弊社までご連絡ください
もし、ペットが亡くなったあとどうしたらいいかわからないときは、弊社にご相談ください。弊社では、ご遺族のお気持ちに寄り添い、大切にしてきたペットの葬儀を丁寧におこなってくれる業者をご紹介しております。
もちろん通話・メールは無料ですので、安心してご相談ください。さらに、ペット葬儀のお見積りも無料となっておりますので、ぜひ一度ご連絡ください。
ペットロスにならないために!悲しみを増幅させない克服・対処方法
愛するペットが亡くなってしまうと、深い悲しみで心がつぶれそうになる方は少なくありません。飼い主なら、誰もが感じる悲しみといってよいでしょう。しかしこの状態は、心や体に悪影響を与えます。悲しみを悪化させずに、少しずつでも解放しなければなりません。
そこで今回は、ペットロスにならないためにできること、克服するために必要なことについてご紹介します。愛するペットとの大切な時間を、素敵な思い出に変えるためにご覧ください。
今の心はどんな状態?まずは自分と向き合おう
愛するペットが亡くなってしまうと、言葉にあらわせないような深い悲しみやさみしさを感じます。人によっては、何もする気にならない、この先のことを考えることができないといった心の不調を感じることもあります。
ペットロスにならないためには、まず自身の心がどのような状態にあるかを知ることが大切です。ここからは、ペットロスに陥った心は、どのようになっているかについてご紹介します。
ペットロスとは
ペットロスに陥ったときの感情は、悲しみだけではありません。怒りや寂しさなどが複雑に絡みあっています。ペットロスに陥った心は5つの段階があり、ひとつずつクリアして進み、最後には克服することができます。ペットロスに陥ったときに5つの段階とは、次のようなものです。
1.ペットを失ったことによる否定的な感情
ペットが亡くなったことを認めたくないため、事実ではないと否定します。この段階を乗り越えるのにかかる時間は、数日の人もいれば、何カ月もかかってしまう人もいます。この違いは、ペットとの関係性や飼い主の性格などによるものです。
2.ペットを失ったことへの怒り
ペットの死を誰かの責任にし、責めることです。責める相手は、獣医師や自分、お世話をしていた家族などが多いでしょう。また亡くなったペットに対しても「なぜ死んでしまったのか」と怒りをあらわすことがあります。
この感情は、つらい状況から自身を守ろうとする防衛本能からです。誰かを責めることは違っていると理解をしていたとしても、責めてしまうことがあります。
3.駆け引き
1と2の段階を進むにつれ、少しずつペットの死を受け入れようと心は動きだします。しかし、まだ受け入れることができません。この段階は、ペットを亡くした悲しみから乗り切るために祈りや願いごとをおこなうようになります。
例えば、もう一度亡くなったペットが戻ってくるなら、〇〇をしない。もしくは毎日欠かさずおこなうなど願掛けのようなことをおこないます。これらの願掛けをおこなうおきの心情は、たとえかなわなくても自分の責任ではないというある種の逃げ道のようなものがあります。
4.絶望
段階が進み、徐々に死を受け入れることができるようになると、ペットがいない、もう会えないことに絶望を感じます。
しかしこの段階では、まだ少しずつしか受け入れることができません。
5.ペットの死を徐々に受け入れられるようになる
ペットの死を受け入れ、自身も通常の生活に戻ることができようになった段階です。完全に受け入れるには、何年もかかる場合があります。
最後の段階までにかかる時間は、人によって違います。この間、心は不安定な状態が続いています。
ペットロスに陥ると、強いストレスがかかります。ペットロスが長期間になればなるほど、心や体が不調になってしまう可能性が高くなってしまうのです。
こんな症状があればペットロスかも
ペットが亡くなってしまい悲しみを感じるのは、ごく自然のことです。多くの場合は、ある程度の時間がたてば気持ちの整理がつき、普段に生活に戻ることができます。
しかしペットが亡くなってから数ヶ月間経っても悲しみが深く、心が苦しいという場合はペットロスに陥っているのかもしれません。
ペットロスによる心や体に対する影響は、うつ症状のひとつです。次のような場合もペットロスに陥っている可能性があります。
《心の状態》
- ペットを失った悲しみから、深く落ち込むことがある
- ああすればよかった、こうすればよかったと自分を責めてしまうことがある
- 何もなくなってしまったと感じ、虚しいと感じる
- 言葉にあらわせないほどの不安を感じる
- 何かをしようという意欲や希望などを持つことができない
《体の状態》
- 食欲がない、または過剰に食べてしまう
- よく眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまう
- 頭痛や吐き気がする
- 体だるく、動くのが億劫に感じる
ペットロスの症状が深刻化する場合
ペットロスに陥っているときは、心も体も強いストレスを感じている状態です。このような状態が長時間続いてしまうと、免疫力が落ち、病気にかかりやすくなってしまいます。
亡くなったペットも、愛する飼い主が自身の死によって、苦しみ続け、病気になってしまうことに悲しみを感じているでしょう。
ペットロスを克服するには感情を抑え込まないこと
ペットロスは、感情が複雑に絡み合っています。その絡み合った感情を解きほぐすには、感情を解放することです。解放するためには、次のようなことを意識するとよいでしょう。
泣きたいときは泣く
まずは、自身の感情を開放してあげましょう。特に泣きたいときは、我慢せずに泣いてしまいましょう。恥ずかしいから、大人気ないなどと自分の感情を抑え込んではいけません。
なぜなら感情を抑え込むことによって、ペットの死がトラウマとなり、いつまでもマイナスな感情として残ってしまうことがあるからです。
気持ちを整理する
気持ちの整理をするためには前述でも触れましたが、まずは感情を抑え込まないことです。また、「早く乗り越えなければ」と焦らないことです。少しでも早く立ち直ろうと無理する必要もありません。
早く立ち直るために、感情を抑えてペットとの思い出が詰まったものを、無理に処分する必要はないのです。心が落ち着き「もう大丈夫」となったときに、少しずつ処分をすればよいでしょう。
また、ペットを思い出すことができるメモリアルグッズを利用するというのもよい方法です。メモリアルグッズには、仏具やペットの写真をプリントしたクッションや壁飾り、アクセサリーなどさまざまなものがあります。
メモリアルグッズがあることで、ペットへの思い区切りつけることができるかもしれません。オーダーをするために、写真を選ぶことも気持ちを整理するために役立ちます。
ペットロスにならないために|予防・相談をしよう
ペットロスに陥らないために、予防しておくのもよいでしょう。またペットが生きている間に、相談しておくことでペットロスの症状が緩和できるかもしれません。
ペットロス対策は生前から
ペットロスに陥らないための対策として、健康管理をおこなうことが大切です。定期的に病院を受診することで、病気の早期発見に役立ちます。また生前からどこまで治療をおこなうかといった理療方針についても考えておきましょう。
日ごろから、ペットのことや自身のことを心おきなく話すことができる友人を作っておくのも大切です。ペットについて相談できるだけでなく、ペットの死後も自分の感情を抑え込まず話せる存在は、心の支えとして重要だからです。
今を思いっきり楽しむ
ペットが亡くなった後のことを考えるととても不安な気持ちになる方は少なくありません。しかし死後のことばかり考えていては、今を楽しむことができないでしょう。
ペットも人も同様に、命にはいつか終わりがきます。だからこそ生きている今を楽しみましょう。ペットとともに過ごす時間を増やす、優しく声をかける、体に触れる……それだけでもペットは、安心することができます。
このような安心間は、飼い主であるあなたしか与えることができません。
亡くなった後を決めておく
葬儀や弔い方法についても、あらかじめ考えておきましょう。ペットの亡骸は、火葬するのか、埋葬するのか……業者はどこに依頼するかといったことまで決めておくことが重要です。心の整理をするために、葬儀や弔いといったお別れのセレモニーをおこなう方が増えてきています。愛するペットの最後は、しっかりと見送ってあげましょう。
抱えこまない
ペットロスの症状は、時間とともに緩和していきます。しかしいつまでも続いたり、さらに症状が増えるようなら注意が必要です。カウンセリングを受けるか、心療内科を受診することも検討してみましょう。
まとめ
ペットロスは、ペットを大切にしていた飼い主ならだれでも陥ってしまう症候群です。ペットロスにの症状が発症した場合は、まずご自身の心が今どのような状態であるかを知ることが大切です。そして感情を抑えないことです。泣きたいときには思いっきり泣きましょう。
ペットロスを克服するまでには、5つの段階があります。克服するために必要な時間は、人によって違います。もしも苦しいと感じたら、無理をせずカウンセリングや心療内科受診などをおこないましょう。
ペットロスにならないためにも、これからの治療方針や死後の葬儀について考えておくことが大切です。治療方針は、ペットの死後に後悔しないためにも考えておくとよいでしょう。
また葬儀はペットを弔うためにも、飼い主の気持ちを整理するためにも必要です。愛するペットとの思い出を素敵なものするためにも先のことを考えてみてはいかがでしょうか。ペットのお見送り方法でお悩みでしたら、弊社にご連絡ください。24時間受付しておりますので、ご相談お待ちしております。