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老犬介護の現実…介護の必要性と今後のために知っておくべきこと
犬も長年生きていれば、当然歳を重ねていき、いずれ体に変化が訪れます。飼い犬が生活に支障がでるようになりましたら、介護を始めましょう。老犬になるとどのような症状が出始めるのか、いくつかお伝えいたします。
また、老犬の介護を初めておこなう方もいるかと思います。どうしたらいいのか不安と感じる方のために、あると嬉しい便利グッズをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
慣れない介護は誰しも精神的に不安を抱えます。そんなときは一人で抱え込まず、気持ちを理解してくれる人に相談をしましょう。
目次
「老犬介護」とは? 介護が必要になるタイミング
人間に比べて寿命の短い犬などのペットは、歳をとっていくスピードも速いです。一緒に過ごしているとわかりくいかもしれませんが、気づいたら老犬用の介護が必要になっていたなんてこともあります。
しかし、どのタイミングで老犬介護が必要になるのでしょうか。最近パートナーの行動が前と違うなと感じるようでしたら、体に変化が訪れているかもしれません。注意深く観察しましょう。
◆老犬になるとよく現れる症状
老犬になると、実際にどのような症状が現れるのでしょうか。いくつか特徴をまとめました。
・目が見えなくなる
犬は臭覚や聴覚が優れていますので、目が見えにくくなっても生活内での支障は少ないです。そのため、なかなか気づいてあげられないことが多いのですが、前と比べて物によくぶつかるようになったなと感じるようでしたら、もしかすると目が見えなくなっているかもしれません。
・トイレをよく失敗する
目が見えにくくなることで、トイレの場所がわかりづらくなり、正しい位置からずれているところに粗相をしてしまうことがあります。また、筋力が衰えることで、眠っている間にお漏らしをすることもあります。
・ご飯が食べづらくなる
老犬になると、飲み込む力が弱まります。なかなか食べてくれないなと感じるようでしたら、ペースト状にしたり、スープ状にしたりしましょう。食べてくれるようでしたら、ご飯を食べる力がなくなってきているのかもしれません。
・異常な食欲
歳をとると、満腹中枢や、記憶力が衰えることがあります。食べた気がしないため、ご飯をたくさん食べてしまいます。1日の食事の量を考え、与えすぎないように気をつけましょう。
・夜鳴き
認知症が進行すると、夜中に突然鳴きだすことがあります。夜、ぐっすり眠ることができるように、睡眠環境を整え、お昼には日差しを浴びさせるなどの対策をしましょう。
老犬介護の必需品|必要になる用品
老犬の介護をするといっても、何度も経験をすることではないので、どのような対策をしたらよいのかわからないかと思います。
何を準備したらよいかわからない方のために、あると便利なグッズをいくつかご紹介いたしますので、ぜひご検討ください。
◆歩行を補助するグッズ
体力がないからといって、寝たきりの状態になってしまいますと、筋肉がどんどん衰えてきてしまいます。筋肉が衰えるのを防ぐためにも、歩行を補助してくれるグッズを使って、外に出かけましょう。その際は、無理のない歩行を意識しましょう。
◆食事・排泄を補助するグッズ
飲み込む力が衰えてきたら、今までよく食べていたものに対して工夫をしてみましょう。ドックフードの場合は、水などでふやかし、ペースト状にしたものを食べさせてみてください。上手に食べられない場合は、ケーキを作るときに使うしぼり袋に入れて食べさせてみましょう。
排泄がうまくできない場合は、犬用のオムツや赤ちゃん用のオムツを使用しましょう。赤ちゃん用のオムツはかぶれにいので、肌が弱い場合はオススメです。
◆快眠を支えるグッズ
いつも同じ方向をしたにして寝ていると、一点のみ圧迫され血流が悪くなり、床ずれを起こしてしまうことがあります。また、寝返りをすることで、排泄物が体に付着してしまうこともあります。それらの対策として、寝る場所として赤ちゃん用ベビーベットを使用しましょう。
マットを重ねることで床ずれを防ぐことができますので、体に負担がかかりにくくなります。また、トイレシーツやタオルを敷くことで、汚れてしまっても簡単に取り換えることができます。
◆その他必要になるグッズ
・クッション
寝たきりの場合は、体にフィットしやすいクッションを使用しましょう。長時間同じ体制でいると、筋肉萎縮を起こしてしまいます。全身の筋肉を刺激することができるフセの姿勢が維持できるクッションが理想的です。
・犬用のペットスロープ
段差があると、なかなか登れないことがあります。ソファーなど、少し高さがあるところには、ペットスロープを置くとよいでしょう。
ペットの介護はかなり高負荷…抱え込まずに相談することも大切
なかなか慣れない老犬の介護は、ときに精神的に不安になることがあるでしょう。肉体的にも負担がでるようでしたら、一人で抱え込まず、ペットシッターや老犬介護士に相談してみてはいかがでしょうか。
専門の知識をもっている方に話を聞いてもらえば、具体的なアドバイスをもらうことができます。また、プロのアドバイス対して納得することができるので、素直に言葉を受け入れることができます。
同じ経験をしているペットに飼い主に相談するのも良いでしょう。気持ちを理解してくれる方の言葉により、心の負担も少なくなるかもしれません。
心残りを作らないために…ゆるやかに準備をしておきましょう
老犬の介護が必要になれば、最後のときも意識し始めるかと思います。いつまでそばにいてくれるのだろうかと改めて考えると、心残りがないように思い出をたくさん残しておきたいですよね。
いつ何が起こるかわからないからこそ、パートナー用のエンディングノートを作成するのもよいかもしれません。エンディングノートは、飼い主に何かがあったとき、代わりに終生飼育をしてくれる人に、ペットの情報を伝える手段になります。
エンディングノートに記入する際は、ケガや病気をしたときの病院やペットの保険についても書いてください。
また、旅立ちの日のことを考えて、あらかじめ家族と相談をし、お葬式の内容や費用について考えてみましょう。最後の日は、きっと悲しみが大きく、なかなかお葬式の準備について考える余裕もないかと思います。
突然やってくる最後のときのためにも、考えられる準備はしておくのがよいでしょう。
まとめ
人間に比べて犬は寿命が短く、一緒に過ごしていると、介護が必要なタイミングが分かりづらいかもしれません。しかし、老犬になると体に変化が訪れ、目が見えなくなったり、トイレがうまくできなくなったりするなどの特徴が現れます。
そういった変化を感じるようになったら、老犬用の介護を始めましょう。何が必要なのかわからない場合は、いくつかご紹介したオススメグッズを検討してみてください。
馴れない介護を続けていると、精神的に不安を感じたり、体力的にも負担が生じたりすることもあるかと思います。その場合は、専門の知識をもったペットシッターや老犬介護士に相談してみましょう。具体的なアドバイスをもらえることで、心が少し軽くなるかもしれません。
介護を始めるようになったら、大切なパートナーの最後のときも意識し始めますよね。急にやってくる旅立ちの日は、きっと悲しみでいっぱいでお葬式の準備どころではないでしょう。先のことを考えて、あらかじめお葬式の準備を家族で話し合いながら決めておきましょう。
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