愛犬の埋葬方法｜土葬や埋葬方法・火葬費用について詳しく解説します

大切な家族である愛犬が亡くなったときは、とても悲しいですよね。しかし、最後に愛犬の埋葬をしなければなりません。

そんな愛犬の埋葬については、しっかりと理解しておく必要があります。なぜなら、埋葬方法にはさまざまな方法があるからです。

そこで、この記事では愛犬を埋葬する方法についてご紹介します。この記事を読んで、愛犬の埋葬方法の選択にお役立てください。

犬の埋葬1｜火葬しないで土葬する方法

まずは、愛犬を火葬しないで土葬する方法をご紹介していきます。以下の内容を読んで、土葬についての理解を深めてください。

◆犬の土葬は勝手にしていいの？

そもそも、「犬は勝手に土葬していいの？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。結論から申し上げると、犬の土葬は可能です。ただし、公園や河川敷などの公共の場や、他人の土地で土葬することはできません。

廃棄物処理法によると、犬の遺体は「一般廃棄物」と定められています。一般廃棄物を公共の場や他人の土地に埋めた場合は、不法投棄していることになります。

つまり、犬の遺体を公共の場や他人の土地に埋めると、法律で罰せられてしまうのです。そうならないためにも、土葬は自分の土地でおこないましょう。

◆犬を土葬するときの流れ

犬を庭に土葬するときの流れは、以下のとおりです。

【1.穴を掘る場所を決める】

土葬で掘る穴は、遺体が入る大きさでなければなりません。そのため、遺体が入るほど大きな穴を掘れる場所を確保してください。

【2.地面に穴を掘る】

地面に穴を掘りましょう。このとき、穴が浅すぎると腐敗臭がするおそれがあります。そうなると、猫やタヌキなどの野生生物が掘り起こしてしまうことがあります。さらに、周囲の迷惑となり、ご近所トラブルに発展することもあるのです。

腐敗臭がしないように、庭に穴を掘るときは深く掘っておいてください。遺体の大きさにもよりますが、だいたい1～2m程度は掘るとよいでしょう。 埋葬する適切な方向について気になる場合は、風水に基づく方角を確認しておくとよいでしょう。

【3.タオルを敷く】

遺体を包めるよう穴の底にタオルを敷いておきます。このとき使用するタオルは、ポリエステルなどの化学繊維ではなく、自然素材のものを使うとよいでしょう。化学繊維のタオルを使うと、土に還りにくいのです。

【4.土をかぶせる】

土を固めながらかぶせていきましょう。このとき、少し高めにかぶせるようにしてください。そうしないと、雨などによって穴を掘った場所の土が減っていき、くぼみができてしまうおそれがあるのです。

◆犬を土葬するときに注意すること

犬を埋葬する際に注意しなければならないのが、遺体はすぐに土に還るわけではないということです。場合によっては、遺体が土の中に長い間残っていることがあります。

そうなると、遺体を埋めた土地がほかの人の手に渡り、なんらかのタイミングで庭の地面を掘り返してしまうこともあるかもしれません。

そういったリスクを避けるために、市販の「石灰」を利用することをおすすめします。石灰は有機物の分解を早める作用があるため、遺体を早く土に還す効果を期待できるのです。土に遺体を入れるときに、遺体を囲むように石灰をまき、また遺体の上からもまくことで効果を期待できるでしょう。

また、小型犬なら穴を掘ることも可能ですが、大型犬は腐敗臭の心配のいらない深さまで掘るのは大変かもしれません。

十分な深さまで穴を掘れない場合は、火葬してから埋葬するほうがよいでしょう。火葬した後の埋葬方法は、以下で詳しくご説明します。

なお、弊社ではペットの火葬をおこなう業者をご紹介しています。ペットの埋葬にお悩みの方は、弊社までご連絡ください。

犬の火葬2｜火葬してから埋葬する方法

土葬ではなく、火葬してから埋葬する方法もあります。火葬後の埋葬方法にはいくつか種類があるので、以下からご説明していきます。

◆1.ペット霊園や寺院で埋葬してもらう

まずご紹介するのが、ペット霊園や寺院で埋葬してもらう方法です。墓石を立てるので、人間と同じように埋葬してもらうことが可能です。そのため、「大切な家族だから、人と同じように供養したい」と思う方におすすめです。

◆2.納骨堂で埋葬してもらう

愛犬の遺骨は、納骨堂で埋葬してもらうのも1つの手段です。納骨堂とは、ロッカーや棚状になっている施設のことで、愛犬の思い出の品や花なども一緒に入れることが可能です。

花は人間を埋葬する場合、白色の胡蝶蘭やユリなどを添えることが一般的となります。しかし、ペットの場合は使用する花の種類に決まりはありません。近年では淡い色をした花や、かわいらしい花を選ぶ方も多いそうです。また、納骨堂に埋葬することによって、いつでもお参りにくることができます。

◆3.自宅の庭に骨壺を埋葬する

愛犬の遺骨を骨壺に入れて、自宅の庭に埋葬する方法もあります。自宅の庭で埋葬すれば、大切な家族と一緒にいることができるでしょう。また、予算を抑えることができる点も魅力です。

◆ペットも飼い主と同じお墓に入ることはできる？

　

お墓の中には、ペットと飼い主が一緒に入れるものもあります。ペットと同じお墓に入るには、「一般墓」「永代供養墓（管理する人がいなくなったらお寺が供養をおこなう墓）」「樹木葬（自然の中で埋葬する方法）」という3つの方法があります。

◆自宅で供養するという選択肢もあります

愛犬専用の仏壇を設け、自宅で供養するという選択肢もあります。自宅で供養すれば、家族の一員である愛犬と常に一緒にいることが可能です。また、自宅に仏壇を設けることで、いつでも手を合わせることができます。

ただし、自宅で供養するにしても、業者や霊園に火葬を依頼しなくてはなりません。弊社では、ペット火葬をおこなう業者をご紹介します。ペット葬儀に関する知識をもったスタッフが、大切な愛犬の火葬を丁寧にサポートいたします。ペットの火葬をおこないたい方は、ぜひ弊社までご連絡ください。

ペットの火葬方法と費用の相場

火葬をおこなった後に埋葬する場合、まずはどんな方法で火葬をおこなうかを決めなくてはなりません。火葬方法には、「訪問火葬」「合同火葬」「個別一任火葬」「個別立会火葬」といった種類があるので、それぞれの特徴と費用をご紹介します。

◆1.訪問火葬

訪問火葬とは、火葬をおこなうスタッフが「移動火葬車（火葬をおこなう車）」で訪れ、車内で火葬をおこなう方法です。

「家から葬儀場が遠くて遺体を運ぶのが大変……」「車を持っていないので遺体が運べない……」という場合でも、火葬をおこなうことができます。さらに、どこで火葬をおこなうか、希望を聞いてもらえることもあります。そのため、愛犬の思い出の場所や好きな場所で火葬をおこなうことが可能です。

また、訪問火葬の場合の費用相場は、小型犬が5,000～20,000円程度、中型犬・大型犬が15,000～50,000円程度のようです。

◆2.合同火葬

合同火葬とは、ほかのペットの遺体と合わせて火葬をおこなう方法です。合同火葬では、遺骨が混ざってしまいます。そのため、飼い主に遺骨が返されることはなく、散骨（自然に還される埋葬方法）がおこなわれます。

合同火葬の費用相場は、小型犬の場合は5,000円～10,000円程度、中型犬・大型犬は15,000円～35,000円程度です。

◆3.個別一任火葬

個別一任火葬とは、葬儀スタッフが自宅へ遺体を引き取りに訪れてから、火葬をおこなう方法です。個別一任火葬では、火葬に立ち会う必要がないため、「スケジュールが合わず火葬の時間がとれない」という方でも依頼することができるでしょう。また、火葬を終えた後に遺骨が返されるため、ご自身に合った方法で埋葬することが可能です。

個別一任火葬の費用相場は、小型犬は20,000円～40,000円、中型犬・大型犬は30,000円～55,000円程度が相場のようです。

◆4.個別立会火葬

個別立会火葬とは、葬儀場まで出向いて火葬をおこなう方法です。個別立会火葬では、飼い主が立ち会い、個別で火葬をおこなってくれることが可能です。また、ペットのお骨上げもおこなうことができます。

個別立会火葬では、最も時間をかけておこなわれます。そのため、気持ちの整理がつきやすい火葬方法だといえるでしょう。

個別立会火葬の費用相場は、小型犬は30,000円～60,000円程度、中型犬・大型犬は35,000円～80,000円程度のようです。

◆火葬までに安置できる期間

愛犬が亡くなったとき、火葬まで安置できる期間が短く、冬なら2日～3日、夏なら1日～2日といわれています。長期間放置すると、遺体の腐敗が進んでしまうのです。そのため、できるだけ早く火葬をおこなってください。

弊社では、加盟店スタッフが火葬をおこないます。弊社加盟店では、見積りは無料でおこなっているため、費用に納得したうえでご依頼いただくことが可能です。もちろん、正式な見積り後からの追加料金はかかりません。

また、24時間365日電話受付しているので、愛犬が亡くなってからすぐにご相談いただくことができます。ペットの火葬をおこなう方は、ぜひ弊社までご相談ください。