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ペットロスにならないために!悲しみを増幅させない克服・対処方法

愛するペットが亡くなってしまうと、深い悲しみで心がつぶれそうになる方は少なくありません。飼い主なら、誰もが感じる悲しみといってよいでしょう。しかしこの状態は、心や体に悪影響を与えます。悲しみを悪化させずに、少しずつでも解放しなければなりません。
そこで今回は、ペットロスにならないためにできること、克服するために必要なことについてご紹介します。愛するペットとの大切な時間を、素敵な思い出に変えるためにご覧ください。
目次
今の心はどんな状態?まずは自分と向き合おう
愛するペットが亡くなってしまうと、言葉にあらわせないような深い悲しみやさみしさを感じます。人によっては、何もする気にならない、この先のことを考えることができないといった心の不調を感じることもあります。
ペットロスにならないためには、まず自身の心がどのような状態にあるかを知ることが大切です。ここからは、ペットロスに陥った心は、どのようになっているかについてご紹介します。
ペットロスとは

ペットロスに陥ったときの感情は、悲しみだけではありません。怒りや寂しさなどが複雑に絡みあっています。ペットロスに陥った心は5つの段階があり、ひとつずつクリアして進み、最後には克服することができます。ペットロスに陥ったときに5つの段階とは、次のようなものです。
1.ペットを失ったことによる否定的な感情
ペットが亡くなったことを認めたくないため、事実ではないと否定します。この段階を乗り越えるのにかかる時間は、数日の人もいれば、何カ月もかかってしまう人もいます。この違いは、ペットとの関係性や飼い主の性格などによるものです。
2.ペットを失ったことへの怒り
ペットの死を誰かの責任にし、責めることです。責める相手は、獣医師や自分、お世話をしていた家族などが多いでしょう。また亡くなったペットに対しても「なぜ死んでしまったのか」と怒りをあらわすことがあります。
この感情は、つらい状況から自身を守ろうとする防衛本能からです。誰かを責めることは違っていると理解をしていたとしても、責めてしまうことがあります。
3.駆け引き
1と2の段階を進むにつれ、少しずつペットの死を受け入れようと心は動きだします。しかし、まだ受け入れることができません。この段階は、ペットを亡くした悲しみから乗り切るために祈りや願いごとをおこなうようになります。
例えば、もう一度亡くなったペットが戻ってくるなら、〇〇をしない。もしくは毎日欠かさずおこなうなど願掛けのようなことをおこないます。これらの願掛けをおこなうおきの心情は、たとえかなわなくても自分の責任ではないというある種の逃げ道のようなものがあります。
4.絶望
段階が進み、徐々に死を受け入れることができるようになると、ペットがいない、もう会えないことに絶望を感じます。
しかしこの段階では、まだ少しずつしか受け入れることができません。
5.ペットの死を徐々に受け入れられるようになる
ペットの死を受け入れ、自身も通常の生活に戻ることができようになった段階です。完全に受け入れるには、何年もかかる場合があります。
最後の段階までにかかる時間は、人によって違います。この間、心は不安定な状態が続いています。
ペットロスに陥ると、強いストレスがかかります。ペットロスが長期間になればなるほど、心や体が不調になってしまう可能性が高くなってしまうのです。
こんな症状があればペットロスかも
ペットが亡くなってしまい悲しみを感じるのは、ごく自然のことです。多くの場合は、ある程度の時間がたてば気持ちの整理がつき、普段に生活に戻ることができます。
しかしペットが亡くなってから数ヶ月間経っても悲しみが深く、心が苦しいという場合はペットロスに陥っているのかもしれません。
ペットロスによる心や体に対する影響は、うつ症状のひとつです。次のような場合もペットロスに陥っている可能性があります。
《心の状態》
- ペットを失った悲しみから、深く落ち込むことがある
- ああすればよかった、こうすればよかったと自分を責めてしまうことがある
- 何もなくなってしまったと感じ、虚しいと感じる
- 言葉にあらわせないほどの不安を感じる
- 何かをしようという意欲や希望などを持つことができない
《体の状態》
- 食欲がない、または過剰に食べてしまう
- よく眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまう
- 頭痛や吐き気がする
- 体だるく、動くのが億劫に感じる
ペットロスの症状が深刻化する場合
ペットロスに陥っているときは、心も体も強いストレスを感じている状態です。このような状態が長時間続いてしまうと、免疫力が落ち、病気にかかりやすくなってしまいます。
亡くなったペットも、愛する飼い主が自身の死によって、苦しみ続け、病気になってしまうことに悲しみを感じているでしょう。
ペットロスを克服するには感情を抑え込まないこと
ペットロスは、感情が複雑に絡み合っています。その絡み合った感情を解きほぐすには、感情を解放することです。解放するためには、次のようなことを意識するとよいでしょう。
泣きたいときは泣く

まずは、自身の感情を開放してあげましょう。特に泣きたいときは、我慢せずに泣いてしまいましょう。恥ずかしいから、大人気ないなどと自分の感情を抑え込んではいけません。
なぜなら感情を抑え込むことによって、ペットの死がトラウマとなり、いつまでもマイナスな感情として残ってしまうことがあるからです。
気持ちを整理する
気持ちの整理をするためには前述でも触れましたが、まずは感情を抑え込まないことです。また、「早く乗り越えなければ」と焦らないことです。少しでも早く立ち直ろうと無理する必要もありません。
早く立ち直るために、感情を抑えてペットとの思い出が詰まったものを、無理に処分する必要はないのです。心が落ち着き「もう大丈夫」となったときに、少しずつ処分をすればよいでしょう。
また、ペットを思い出すことができるメモリアルグッズを利用するというのもよい方法です。メモリアルグッズには、仏具やペットの写真をプリントしたクッションや壁飾り、アクセサリーなどさまざまなものがあります。
メモリアルグッズがあることで、ペットへの思い区切りつけることができるかもしれません。オーダーをするために、写真を選ぶことも気持ちを整理するために役立ちます。
ペットロスにならないために|予防・相談をしよう
ペットロスに陥らないために、予防しておくのもよいでしょう。またペットが生きている間に、相談しておくことでペットロスの症状が緩和できるかもしれません。
ペットロス対策は生前から

ペットロスに陥らないための対策として、健康管理をおこなうことが大切です。定期的に病院を受診することで、病気の早期発見に役立ちます。また生前からどこまで治療をおこなうかといった理療方針についても考えておきましょう。
日ごろから、ペットのことや自身のことを心おきなく話すことができる友人を作っておくのも大切です。ペットについて相談できるだけでなく、ペットの死後も自分の感情を抑え込まず話せる存在は、心の支えとして重要だからです。
今を思いっきり楽しむ
ペットが亡くなった後のことを考えるととても不安な気持ちになる方は少なくありません。しかし死後のことばかり考えていては、今を楽しむことができないでしょう。
ペットも人も同様に、命にはいつか終わりがきます。だからこそ生きている今を楽しみましょう。ペットとともに過ごす時間を増やす、優しく声をかける、体に触れる……それだけでもペットは、安心することができます。
このような安心間は、飼い主であるあなたしか与えることができません。
亡くなった後を決めておく
葬儀や弔い方法についても、あらかじめ考えておきましょう。ペットの亡骸は、火葬するのか、埋葬するのか……業者はどこに依頼するかといったことまで決めておくことが重要です。心の整理をするために、葬儀や弔いといったお別れのセレモニーをおこなう方が増えてきています。愛するペットの最後は、しっかりと見送ってあげましょう。
抱えこまない
ペットロスの症状は、時間とともに緩和していきます。しかしいつまでも続いたり、さらに症状が増えるようなら注意が必要です。カウンセリングを受けるか、心療内科を受診することも検討してみましょう。
まとめ
ペットロスは、ペットを大切にしていた飼い主ならだれでも陥ってしまう症候群です。ペットロスにの症状が発症した場合は、まずご自身の心が今どのような状態であるかを知ることが大切です。そして感情を抑えないことです。泣きたいときには思いっきり泣きましょう。
ペットロスを克服するまでには、5つの段階があります。克服するために必要な時間は、人によって違います。もしも苦しいと感じたら、無理をせずカウンセリングや心療内科受診などをおこないましょう。
ペットロスにならないためにも、これからの治療方針や死後の葬儀について考えておくことが大切です。治療方針は、ペットの死後に後悔しないためにも考えておくとよいでしょう。
また葬儀はペットを弔うためにも、飼い主の気持ちを整理するためにも必要です。愛するペットとの思い出を素敵なものするためにも先のことを考えてみてはいかがでしょうか。ペットのお見送り方法でお悩みでしたら、弊社にご連絡ください。24時間受付しておりますので、ご相談お待ちしております。
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