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ペット火葬について知りたい!ペット葬儀の新情報と基本知識
大切な家族の一員であるペット。そんなペットが亡くなったらとても辛いものです。せめてちゃんと供養してあげたい…。多くの方がそのように感じるのではないでしょうか。
近年、飼い主のこうした思いに応えるべく、ペット葬儀というものが登場しています。葬儀のプランも充実しはじめており、自分の希望にあった供養ができるようになりました。
葬儀プランの中で、一般的なやり方のひとつがペット火葬です。ですが、ペット火葬でペット葬儀を依頼するとき何を準備するべきか、そして葬儀の流れについて知っている方は少ないでしょう。
今回はあまり知らないペット葬儀について、そしてペット葬儀を行う際の準備や手順についてご紹介します。
目次
ペット葬儀の由来と、ペット火葬の最新事情
ペット葬儀は近代以降に始まったとされています。特に、ここ十数年でペット葬儀は広まっていきました。
ペット葬儀が普及した背景には、人々のペットに対する意識の変化があったためといえるでしょう。その昔、ペットは家族の不在を守るものとして外で繋がれていたり、野放し状態で育てられていたりしました。
ですが人々の生活様式が変化するに連れて、ペットのあり方も変化しました。ペットが家の中で家族と同じように過ごすうちに、家族の一員として大切な存在であると考えられるようになっていったのです。このような背景から、ペットが亡くなった後も家族と同じように供養してあげたいという思いが生まれました。そしてペット葬儀という文化が誕生したのです。
これまでは、ペットが亡くなった後は庭先に埋めるか、保健所に頼んで焼却炉で焼いてもらう方法が一般的でした。ですが、庭先に埋めることができるのは小動物が限界です。中型以上の動物は衛生上、埋めることが難しいです。
また、保健所に依頼すると自分のペットだけではなく他の動物も一緒に焼かれてしまいます。大切なペットがこのような扱いを受けてしまうと、飼い主としてはとてもつらいです。こうした思いから現在の形のペット葬儀が生まれました。
ペット火葬はペット葬儀社に依頼すると、飼い主のさまざまな要望に応えてくれます。最近では、これまでになかった柔軟な形式で火葬することが可能です。
・立ち合い火葬
家族の皆様の立ち合いのもとで火葬をおこないます。焼却後は骨上げをしていきます。
・一任火葬
個別に火葬をしてくれますが、立ち合いはできません。焼却後、業者が骨壷に骨を入れます。家族の皆様は骨壷を受け取るだけでよい形になっています。
・合同火葬
他のペットとともに火葬をおこないます。そのまま共同墓地に埋葬されますので遺骨の返却や立ち合いをすることができません。
多様化するペット葬儀
今まではペット火葬によるペット葬儀が一般的でしたが、今やペット葬儀は多様化しています。葬儀の選択肢を広げるために、いくつかご紹介させていただきます。
ペット土葬
自分の私有地であれば、ペットを埋葬することができます。埋める際は、掘り返されないように深く掘った穴に埋めてあげましょう。
火葬後に骨を土葬する方法もあります。掘り返されるリスクが少ないためよい方法でしょう。
樹木葬
納骨方法のひとつで、最近人気な葬儀方法のひとつです。木のそばにペットの遺骨を納めてあげます。墓石の必要がなく、管理費も安くすみますし宗教的な制約もありません。そのまま永代供養もしてもらえるため安心して供養することができます。
散骨
一般的に散骨とは、遺骨を散骨できる状態に加工し、海に遺骨を散らす海洋散骨を表します。お墓の購入の必要なく、供養することができるためよい方法です。
一般的なペット火葬で必要な準備
ペット火葬でペット葬儀をするために、準備しておくことがあります。
ペット葬儀は、大切な家族との最後のお別れの場です。ペットの写真を準備しておけば、遺影としてお別れのお焼香の際に飾ることができます。
納棺の際に、家族との写真も一緒に燃やしたいと考える飼い主さんも多いと思います。ですが生きている人の写真と一緒に火葬すると、その人があの世に呼ばれてしまうといった迷信があります。火葬場の方に、写真の納棺を控えるように勧められることもあるでしょう。
しかし、現在ではペットが悲しまないように家族の写真を入れてあげるという考え方も浸透しています。ご家族の写真を納棺することは悪いことではありません。迷信を気にされる方や、写真に映っている方の了承を得られない場合は控えたほうがよいかもしれませんが、とくに問題がないようであればペットと一緒に写真を入れても大丈夫です。
ペットの好きだったお菓子を、棺に一緒に入れる飼い主さんも多いです。お菓子は、中身から少量を出してティッシュに包んだ状態でペットの口に添えてあげましょう。缶やビニール袋などの燃えない素材は火葬に影響を及ぼすおそれがありますし、ペットの骨がきれいに残らないことも考えられるため、注意しましょう。
棺に入れるお花は、色の薄いお花を入れるようにしましょう。色の濃いお花は骨に色移りしてしまうおそれがあるためです。ペットのご遺体の周りをお花できれいに飾り付けしてあげましょう。
ペット火葬、飼い主側の持ち物
ペット火葬でのペット葬儀には、飼い主側が用意しておく必要のあるものがあります。
・数珠
ペット葬儀の際には、数珠を用意しておきましょう。お焼香の合掌礼拝の際に数珠をお持ちいただくことで、ペットをちゃんと供養することができます。
・カメラ
ペット葬儀は、ペットとの最後のお別れの場です。思い出を大切にするためにも、葬儀の様子をカメラで撮っておくことをおすすめします。カメラを持っていない場合は携帯カメラを使用しても大丈夫です。ぜひ最後の姿をきれいに撮ってあげて下さい。
・ペットの首輪・リード・洋服
首輪やリード、洋服は一緒に火葬することができません。ですが、祭壇に飾ることは可能であるため、用意しておくとよいでしょう。ペット火葬後に納骨するとき、遺骨とともに置いておくことができます。
一般的なペット葬儀社が用意してくれるもの
ペット火葬では、ペット葬儀社が用意してくれるものがあります。葬儀前に用意してもらえるか確認するとよいでしょう。
- お焼香炉・お焼香台
- マッチ、ライター、ロウソク
- お線香
- おりん
- 亡くなったペットの写真立て
もし亡くなったペットともう少し一緒にいたいと考えているのならば、ペット葬儀までの期間を数日延ばすことを許してくれるペット葬儀社もいます。その場合、ペットの遺体を冷やすためのドライアイスを用意してもらえます。
他にも遺体の損傷を抑える棺などを用意してくれる場合もあるので、一度ペット葬儀社に相談するとよいでしょう。
よいペット葬儀社と出会いたい……
ペット火葬は法の整備が不十分であるため、ペット葬儀社の中には悪徳なやり方をしている会社もあります。ペット火葬をペット葬儀社に依頼する際は、よいペット葬儀社を選ぶようにしましょう。
悔いなく送り出してあげるために希望を明確に
ペット葬儀社に依頼する際に、自分の理想とする供養の形をはっきりさせておくことが大切です。自分の希望が伝わることで、後々後悔することの無いペット葬儀を実現することができるでしょう。余分な手順や、過度に豪華な葬儀になり費用面でトラブルが起きることも防ぐことができます。
納得できるサービス内容と費用の葬儀社を探すには
よい葬儀社を選ぶためにはまず、それぞれの会社のホームページを確認しましょう。よい葬儀社のホームページには多くの情報が載せられています。
ペット葬儀は利用者にとって不明な点が多いです。ペットのことを考えている葬儀社は、飼い主が安心してペット供養ができるよう、自分たちの情報提供を惜しみません。透明性のたかいホームページである葬儀社ならば安心して依頼することができるでしょう。
電話対応のよい葬儀社は安心して任せることのできるところである可能性が高いです。丁寧な電話対応はお客様の気持ちを大切にしている証拠です。
ペットの火葬後の対応について確認することも大切です。火葬後の遺骨をどのように管理するのかを聞くと、いくつかの選択肢を提供してくれることでしょう。霊園と提携している葬儀社に依頼すれば、火葬後の流れもスムーズに進めることができます。
料金に不安を覚えた時は……?
ペット葬儀の料金相場が分からない…。このようにお悩みの方は、比較サイトで相場をチェックしてみると安心できるでしょう。悪徳な葬儀社は、葬儀費用を多く徴収してくるおそれがあります。葬儀費用の相場を知ることはとても大切です。
さらに、同じ内容で相見積りをとってみるとより詳しく費用が分かり、納得できる葬儀社を選ぶことができます。ぜひ相見積りをしてみてください。
まとめ
大切なペットをちゃんと供養してあげるためにも、ペット葬儀のやり方について葬儀社にしっかり確認をとっておくことが大切です。一緒に棺に入れてもよいものは何か、こちらで用意しておくものは何か、葬儀社で用意してもらえるものは何かを聞いておきましょう。
ペット火葬はペット葬儀の一般的なやり方です。ですが、法整備が不十分なため、悪い葬儀社に依頼すれば、納得の行く葬儀をおこなうことは難しいです。ホームページや比較サイト、相見積りなどで信頼できる葬儀社かどうかを見極めましょう。
ペット葬儀はペットとの最後のお別れの場です。すてきな葬儀でペットを供養してあげましょう。
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