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突然のペットの死…仕事を休むことはできるの?会社への説明のしかた
ペットの死は、悲しみが深く心も体も滅入ってしまいます。しかし、日本ではペットの死による忌引き休暇をとれる会社はまだまだ少ないのが現状です。そればかりかペットの死で休みをとることに反対している人も多くいます。
多くの人は、ペットが死んでしまった場合のお休みは、有給休暇を使用しています。では、有給休暇を取るためには、ペットの死をどのように上司に伝えればよいでしょうか?
このコラムでは、ペットが亡くなったとき、職場での上司やスタッフ同士の人間関係がギクシャクしない休み方についてご紹介します。
目次
「ペットの死」で仕事を休む制度は普及していないのが現状…
残念ながら今の日本では、ペットが亡くなった場合、忌引き休暇がとることができる企業はまだ数社しかありません。
ペットの忌引き休暇を採用している会社の多くは、ペット関連用品を扱うペット業界の会社、もしくは外資系企業となっています。一般の企業では、ペットの死で仕事を休むことができないのが現状です。
◆ペットの死は仕事に影響するのか?
ペットが死んでしまったことが飼い主にどれくらいの影響があるのかは、さまざまといってよいでしょう。なぜならペットと人の関わり方や、ペットがどのようになくなったかということも深く関係しているからです。
例えば、長く患っていたためペットの死についてある程度は覚悟していたという場合と、事故などで急に死んでしまった場合では、心の準備も違ってきます。
しかしどんな別れ方をしても、愛するペットの死は、飼い主の心に喪失感を与えます。飼い主によっては、「眠れない」「やる気がしない」などの体調の変化を感じる場合があります。
なぜならペットは大切な家族であるため、いなくなってしまったことが心と体の変化を起こしてしまったのでしょう。
◆休む人は一般的に「有給」を利用することが多い
ペットの忌引き休暇がない場合は、有給休暇で休む人がほとんどです。なぜなら多くの人が、ペットを失った喪失感から何も手に付かないのが本音なのではないでしょうか。
また、最後の時間を少しでもそばにいたいと思う気持ちもあります。亡くなったペットを独りぼっちにして仕事にいこうと思う人の方が少ないかもしれません。
このような状況であっても、葬儀社の手配や市区町村への連絡などやるべきことがあります。心の状態だけでなく、やるべきことがあるため有給休暇をとるのでしょう。
「ペットのために会社を休みたい」人によって賛否はさまざま
有給休暇で休むにしても、休む理由を伝えなければならないという会社もあるのではないでしょうか。その時、ペットが死んだからと本当の理由を言ってよいのか考えてしまいます。
実は、ペットの死で会社を休むことに対して、賛成派と反対派に分かれてしまいます。それぞれの意見についてご紹介します。
【肯定的な人に多い意見】- ペットといっても大切な家族だから、休むのはしょうがない
- 死んだ後には、遺体の安置や火葬の準備などやらなければならないことがあるからしょうがない
- 家族や子供ならまだしもペットで休むなんておかしい
- 休んだら誰かが、その仕事をフォローしなければならない
このように意見が大きく分かれます。
上司への報告はどうすべき?好意的になりやすい報告のしかた
有給休暇をとるには、上司に連絡への連絡が必要です。では、上司にはどう言えばいいのでしょうか?これは上司によって、会社の雰囲気によってさまざまで、一概には言えません。
普段から上司とのコミュニケーションがうまくとれているのなら、ペットを飼っていること、家族のように大切な存在であることを知っているでしょう。その場合は、正直にペットが死んだと伝えてもよいでしょう。
しかし普段からコミュニケーションがさほどとれていない場合や、会社が忙しい時期であれはペットのことは言わず、自身の体調不良というようにする方がよい場合があります。
体調不良の理由を聞かれた場合に、ペットが死んだことを伝えるというのもひとつの方法です。一人暮らしの場合は、火葬などを頼める人がいないという状況についても説明しましょう。
たとえ有給休暇中であっても、会社からの急な連絡があった場合は連絡をとれるように、携帯電話の番号を伝えたり、勤務先に連絡を入れるなど配慮することも忘れずにおこないましょう。
ペット葬儀をするまでにしておきたい保管・葬儀の流れについて
ペットが死んでしまった後には、やらなければならないことがいくつかあります。まだ心が落ち着いていない状態ですが、ここまでが飼い主の責任でもあります。やるべきことについてご紹介します。
◆遺体を安置する
まずは体をきれいにします。硬くしぼったタオルで体をきれいに拭いてあげましょう。水分が体に残ったままでいると、腐敗を早めてしまうためタオルは硬くしぼります。
ペットの体より少し大きいくらいの箱にペットシーツを敷き、体を入れます。保冷剤やドライアイスなどで体を冷やします。普段使っていた毛布やおもちゃなどを入れてあげてもよいでしょう。
安置している部屋は、エアコンなどを入れて室温を下げます。遺体安置のできる日にちは、ペットの状態や季節、安置場所によって大きく違います。遺体安置の次におこなうのが葬儀です。
◆葬儀に連絡する
葬儀には、土葬と火葬があります。土葬は、自己所有の土地以外に埋葬することは法律で禁止されているので注意しましょう。自己所有の土地の場合は、法律上も問題はありません。
火葬する場合は、葬儀社に依頼をしましょう。葬儀社によっては、遺体を葬儀社まで持っていく、移動火葬車で家まで来てくれる場合もあります。依頼をする前に、条件と費用については、必ず確認をしておきましょう。
◆犬の場合は登録の取り消し連絡をする
市区町村での登録を取り消すために、担当の課へ連絡をします。市区町村によっては、電話でなく書類を記入しなければならいこともあるので確認しましょう。登録取り消しをおこなわないと、予防接種の案内が毎年届いてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?ペットが死んでもそれを理由に忌引きできる会社は、日本には数社しかありません。これは、アメリカなどのペット先進国と比べると、とても少ない状況です。
もしペットが死んでしまい会社を休む場合、有給休暇を取得するというのが日本の現状です。それどころかペットの死を理由に有給休暇をとることに、賛成派と反対派に分かれてしまうのです。
上司とのコミュニケーションがうまくとれているなら、正直にペットが死んでしまったという理由を伝えてもよいでしょう。
しかしそれ以外であれば、自身の体調不良という理由にする方が無難です。体調不良の理由を聞かれたときに、初めてペットの死について伝えるという風に段階をおきましょう。
そして有給休暇中であっても、定期的に会社に連絡を入れたり、会社から連絡がとれるようにしておくという気づかいも大切です。
ペットが死んでしまった後は、体をきれいにするために硬くしぼってタオルで拭き、腐敗を遅らせるように保冷剤やドライアイスで体を冷やします。遺体を安置している部屋の室温についても注意しましょう。
土葬は、自己所有の土地であれば法律上、問題はありません。火葬の場合は、葬儀会社に依頼をします。犬の場合は、登録の取り消しをするために市区長への連絡も忘れないようにしましょう。
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